これちょっとわたしの手には負えんぞ･･････････････････。
多分テーマとしては「差別問題」･･････とまではいかずとも人を見かけで判断してはいけないとか種族を越えた心の交流とか、そういうものを描こうとしていたのではないかと思うのですが、ザンギャックという共同体から粗大ゴミとして捨てられ、地球人からは生ゴミだと蔑まれ、やっと見つけたご主人様改め師匠との絆は理不尽な偏見によって断ち切られる寸前だと。それも生ゴミ呼ばわりした張本人に。
でもジェラシットは助けた。自分を生ゴミと呼びまるで唾棄すべき存在のように扱うおばちゃんを自らの身を挺して助けた。
そんなジェラシットを見て自分がいかにおろかな偏見を持っていたか気付いたおばちゃんは
「宇宙人にもあんたみたいないい人がいるんだね。あたしたちが仕込んでやるから宇宙一のたこやき屋になりなっ！」
こうしてめでたく地球人の親子と宇宙人（ジェラシット）の間に師弟関係という絆が生まれたのでした。めでたしめでたし。
これでいいじゃねーかよ。ていうかフツーそうだべ！？（とりあえず地球で）自分の城＝屋台をオープンしたジェラシットを囲み、宇宙海賊と師匠親子が仲良くたこ焼き食いつつ「たこやきうめーな！地球サイコー！！アハハハハー」でCMに入るのが正しいヒーロー番組のありかたじゃねーのかよ！？
もしくはたこ焼き食うぞー！って大盛り上がりしたものの鎧が言うほどたこ焼きが美味しくなくてみんなで微妙な顔して「普通、だな･･･」EDでもいいわよ。
････････え？かけおち？？？
････････仲良く温泉旅館で住み込み勤務？？？？？
･･････････････････え！？！？できちゃった系！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？
あまりにもあまりすぎるオチに真顔でポカンてなりました。
粗大ゴミ→生ゴミ→ペット→弟子→父親・・・。なにがどうしてこうなった。
あれか、吊り橋理論の亜種的な感じ？
だとしても、おばちゃん振り切れすぎだろう･･････。
あ、ていうかもしかしてこれは少子高齢化に対して浦沢さんなりの一石を投じた作品、ということなのだろうか。もしくは草食系などと言われ雄としての本能を失いつつある現代の男達への警鐘、とか。
････････次元違いすぎる（この脚本にゴーを出したＰも含め）。
てか実は一番気になってるのは宮崎吐夢が何歳設定だったのか？ってことなのよね。母ちゃんが旦那が死んで女手一つで20年育ててきたってのにって言ってたんだけど、旦那はいつ死んだのだろうか。息子が生まれた直後に死んだんだとしたらあの息子はまだ20歳、2.3歳の時だとしても22.3歳ってことになるわけで、どんだけ老けてんだよ（笑）と思いつつ、あ、じゃあもしかすると母ちゃんももともと老け顔（+女手一つの苦労）ってだけでまだ40代前半ぐらいだったりする･･･ってこともありえるかもじゃん？。パッと見、というか、大島蓉子さんの実年齢とこれまで演じた数々の役柄のイメージからして50は過ぎてるだろうと当たり前に思ったもののもしかしたらまだ結構若い“という設定”なのかもしれないじゃん？。宇宙人と駆け落ちした女が40代か50代かで受ける印象相当違うよね！？40代と50代じゃ高齢出産のリスクだって全然違うってドラマでやってたし。なのでわたしはそこいらへんがとても気になりますｗ。
てかなぜ駆け落ちしなくてはならなかったのだろうか。この息子母ちゃんに頭上がらなさそうだったじゃん、20年間女手一つで育ててくれたことに対して感謝の気持ちもちゃんと持ってそうだったし、母ちゃんの幸せを望んでないってことはなかったと思うの。晴天の霹靂とばかりに相手の男をいきなり紹介されたわけでなし、どんな種類であれジェラシットに愛情すら抱いていたんじゃないかと。だけど二人は駆け落ちという道を選ぶしかなかった。それはつまり息子が断固反対したから･･･だよね、きっと。
そうだよなぁ･･･ペットとして飼うつもりが父親だもんなぁ。まさに飼い犬に手を噛まれるってやつだよなぁ。ジェラシットが可愛い奴だってのは分かってるけどそれと母ちゃんの男として認めるのは別の話だと思って当然だよなぁ。でもその結果大切な存在を二人まとめて失ってしまった。おまけに海賊たちにまで花輪抱えて無言で去られるだなんて、「愚かな地球人」なのは息子だと、そういうことなのかな。だとしたら重すぎるぜ････････。
（マーベラス様がいまだにカレー食えてないことやジョーさんの手羽先好きはガチであることや、パワーブレスつけてダーツできるまでになってるハカセの成長っぷりが見られたという成果はありましたが）まったくもって意味が分からない話の中で、Aパート終了時の演出やゴーカイジャーの名乗りがカッコイイのなんのってな（股間強打したハカセ除く）。特にやる気がないってかマスクの下でウンザリ顔なのが見えるジョーさんが素敵すぎてたまりません。くだらなすぎて剣を使うまでもないとばかりに銃ぶっ放しまくってるところも！。「宇宙人初のたこ焼き屋になれるかなぁ･･･」とイマイチ煮え切らないでいるとハカセが「なれるさ！（ジェラシットの手をギュッと握り）自信を持って！！」と力強く励ましてくれたもんだから、続けて海賊たちの顔を一人ひとりみるジェラシットにイヤそうながらも力強く親指グッて立ててやるマベジョー最高すぎる（笑）。ルカアイムに頑張ってと頷かれ鎧に超イカすウインク貰ってｗ「うん！自信持った！！」ってくっそジェラシットあほ可愛すぎるぜチクショー！ｗ。
その一方でこんなやつが属してる組織のせいで力を失うことになったレジェンド戦隊って････････････とややぼんやり＾＾。
あとこのどーでもいい話（笑）の中でたこ焼き食べるジェラシットとか歯磨きするジェラシットとかほんとどーでもいいことに結構なCG技術費やすスタッフって･････････とさらにぼんやり＾＾。
ていうかさぁ、『元』ザンギャックであり今は粗大ゴミとして捨てたヤツなんだからジェラシットが生ゴミ呼ばわりされようが関係ないだろうに、なんだかんだでジェラシット＝ザンギャックとして怒ってくれるセンデンさん結構イイ奴よね（笑）。
ってなわけで感想をまとめるとだな、一連の結果を聞かされたインサーンの現在の心境が聞きたいですってことで（笑）。
追記：今回のゴーカイ面白くなかったのか？と聞かれたもんでビックリしちゃったんだけど、わたし全力で楽しみましたからね？。面白かったのは間違いないんだけどいい意味で理解不能ですって書いたつもりなんで誤解しないでもらえると嬉しいです＾＾。
