『冒険者たち』@シアターサンモール

初見の感想で平田かわいいしか書かなかったので、まとめ感想も書いておこうと思います。


↓↓内容に触れまくってます。DVDが出るのでネタバレがいやな方はお気をつけください。いつものことながら長いです。




ストーリーは、街ねずみのガンバが海を見てみたいと港へ行き船乗りねずみたちの宴会に混ぜてもらって意気投合。そこへ島ねずみの忠太が現われ家族や仲間達を助けてくれないかと頼む。任せとけ!と力強く請け負うガンバだが、襲ったのがイタチのノロイだと聞いた船乗りねずみたちはこぞって尻込み。結局ガンバ一人で忠太の島へ向かうことに。乗り込んだ船の底で恐ろしい悪夢を見るガンバ(と忠太)。次の日の朝、ガンバの目に飛び込んできたのはどこまでも青い海。悪夢のことは忘れはしゃぐガンバの元へ昨日は尻込みしていたヨイショ・ガクシャ・シジン・ボーボ、そしてイカサマが現われ共に島へ向かうことに。船底で出会った老いぼれねずみのオイボレ(イカサマ命名)も加え総勢8匹で忠太の島へ上陸。ノロイに見つからないようにと通った抜け穴で何者かに襲われるガンバ一行。襲ってきたのはオオミズナギドリのツブリたちで、ガンバ一行をイタチと間違えたのであった。妻と子(卵)をノロイに殺されたというツブリの告白を聞いたガンバたちは「海にノロイをおびきだせばいいんじゃないかな?」というボーボの一言でその時がきたら共闘することを約束。ガンバ一行はついに忠太の仲間がいるという洞窟にたどり着く。だがそこはもぬけの殻、そして辺りにはイタチの毛が落ちていた。ガンバの判断で一晩その場で過ごし翌朝海岸へ戻ることに。そこへ忠太の妹シオジと従兄弟の七郎が現われ、仲間達は全員無事で今はここを離れムール岩の穴にいると言う。喜ぶ忠太とガンバたち。忠太の仲間達と合流したガンバ一行が挨拶を交わしていると向こう岸にノロイの姿が!。ノロイは言葉巧みにねずみたちを海へと誘導しようとし、空腹に耐えかねた島ねずみが一匹二匹とその誘いに乗ろうとしたところで突如オイボレがノロイに向かって海へ飛び込んだ!。七郎や島ねずみたちはそんなオイボレを見て「○○ジイ!」(忘れた^^)と叫ぶ。オイボレはかつてこの島のねずみだったのだ。自らが犠牲となりノロイの企みを暴いたオイボレ。続いてノロイは歌でねずみたちを洗脳しようとするが、ねずみたちはシジンの詩で対抗。ノロイはついに必殺『ゆうめいなおどり』を踊り始める。その踊りを見るとねずみたちはからだの自由と魂を奪われてしまうのだ(多分)。次々におかしくなりはじめるねずみたちの中、忠太とシオジは島唄『早瀬川』を歌い必死で抵抗。二人の歌によって徐々に意識を取り戻したねずみたちはやがて全員で力強く早瀬川を歌い、ついにノロイの『ゆうめいなおどり』の無効化に成功!。そしてガクシャが早瀬川に秘められた意味を解読し、島を脱出できるチャンスが明日巡ってくることに気付く。ガンバはノロイに見つかる危険をおしてツブリたちに協力を求めるために走り、仲間達は島ねずみを逃がすため身体をはって時間を稼ぐ。島ねずみ達が逃げたことに気付きついにイタチどもが直接襲ってきたが、仲間達は必死で抵抗。やがて襲い疲れたイタチどもは攻撃を一時中断。すると「あーーーーーー!って叫ばないと、ボク、おかしくなっちゃうんだよね」とボーボが暢気に歌い始める。ボーボの歌を聴きながらしばしの休息をした仲間達はついに海へ出ることを決意。だがボーボだけは動かない。「歌い疲れて眠っちまってるんだな。ったく仕方のねーやつだ」とイカサマがボーボを起こしに向かったが、ボーボは息絶えていた。イタチの爪で身体を抉られていたのだ。いつも「お魚になって海の底を泳いでみたいな」と言っていたボーボを海へ返してあげる仲間達。悲しみをこらえ再び海へと泳ぎだした仲間達はとうとうノロイに捕まり次々と傷つけられていく。やることはやった、後悔はない、あとはノロイを道連れにみんなで海に沈もうと決意したその時、仲間達の目に映ったのはツブリたちを連れたガンバの姿!!。「妻の仇!」とツブリがノロイを攻撃。仲間たちはツブリたちによって救い出され、渦に飲み込まれたノロイは「お前達の勝ち・・・だ」と言葉を残し海の底へ沈んでいくのだった。忠太や七郎と別れたガンバたちは再び海へと旅立ちましたとさ。めでたしめでたし。そんな感じです。


原作の存在は知っているものの中身に触れたことはないのでこれがどれほどアレンジされているのかは判断できませんが、まぁダイジェストなんだろうなぁ・・・。全てがあっさりめではあるものの、きちんと起承転結があってその中に友情・努力・勝利もきっちり入っていたしおまけにホロリありとよくまとまってたと思う。初見ではノロイにビビリまくってた船乗りねずみたちが一晩明けたら行く気マンマンでやってきたのとか、たった1回一緒に酒飲んだだけのガンバを信用どころか「お前がそこまで言うならついていくしかないだろう」なんつって信頼しまくってる船乗りねずみたちってバカなの?ねえバカなの??と思ったりしたんだけどw、最終的にはとても面白かったです。ていうかもう可愛いけりゃなんでもいいだろーって気持ちになったw。ネズ耳が付いてる付いてない関係なく(いや、多少は関係あるけど・・・)みんな可愛いんだもん。完全なる悪役のノロイ様も様付けするしかないだろう!!ってぐらい(おもしろ)オーラびんびんだしね、これまたキャラの再現度・・・というかどこまでねずみになりきれてるかってのはよくわからないけど、それぞれ個性溢れるねずみたちがバカみたいに可愛かったのでそれでいいのです。いいんだよ絶対。

曲がとてもよかったです。休憩ナシでカテコ入れてぴったし2時間ぐらいだったのですが、ノロイ様オンステージも含めたら半分近く誰かしらが歌ってたんじゃないかなーって思うぐらい多かったんだけど、ガンバのソロ曲はちょっとノスタルジックだったり、早瀬川は島唄調だったり、ツブリさんたちのテーマは三味線調だし、シジンの曲は平田にお似合いの思わず拳握っちゃいそうなロックでボーボの歌はさとぴーキャワアアアアアアアアアアアアアアアア><だしw、ガンバとシオジと七郎によるオイボレに捧げる花の歌は純粋で真っ直ぐなほんとにいい曲だったし、テーマ曲なのかなぁ?♪はしれ〜はしれ♪という冒険ソングも熱いし、なんといっても仲間達の自己紹介ソングが秀逸ってかとんでもなく可愛いくてこれまじで音源ほしいわってぐらいだし、曲調がバラエティに富んでる上に捨て曲ナシってのは素晴らしいと思った。しかも一応子供向け・・・というか子供にも見てもらいたいって意図があるみたいだからどの曲も覚えやすいんだよね。オタ向けに関わらずやっぱりミュージカルってのは曲ありきなのよね。曲こそ命なのよ。どこぞの西へ旅してる人たちミュにも見習ってほしいわ・・・。

工事現場の足場みたいなセットなんだけど舞台手前の2台が可動式になってて、それを出演者が何度も動かすことで場面転換しながら進むのでほぼ暗転がなかったのもよかったと思う。客席降りもあるしね!。わたし出演者が裏方仕事ってか一例をあげるとじゃにーずじゅにあの子が光一さんやら滝様やらかめたんやらのフライング補助をしたり脱いだお衣装やら剥いだ仮面やらをテキパキ片付ける姿がこの上なく好物なので、特に平田の『セットを固定するためのフットペダルを足で踏んで解除→手早くセットを動かす→再びフットペダルを踏んで固定→セットにヤッターマンみたいな姿勢で飛び乗り動かないかどうか確認』この一連の作業に毎回毎回尋常じゃなくハァハァいたしました。耳付けてんのにガテンっぽい平田ハァハァ。

初見ではキャスト単品、それも一人にしか目が行かなかったので全く気がつかなかったのですが、ちょっとした仕草やなんかで各ねずみたちの関係性を表そうと苦心してるんだなーってのが何度か入るうちに見てとれるようになりました。群像劇って一人ひとりの描き分けはなんとかなるとしても人間(ねずみ)間の関係性を見せるのって大変なことだと思うのね。それを言葉やエピソードで直接描くのではなくそれ以外のところで描こうと努力してるのが見て取れた。例えば、憎まれ口叩きつつ一匹狼気取ってるイカサマなんだけど、事あるごとにポーッとしていてみんなから遅れがちなボーボを待ってあげたり背中押してあげたり自分の背後に置いて守るようにしてあげたりしてるのね。きっとぼんやりボーボが今日まで無事に生きてこられたのって、イカサマがいろいろと助けてくれてたからなんだろうな。だから歌い終えて目を閉じたボーボをイカサマが迎えにいくのもすごく自然なことで、ずっとボーボを守ってきたイカサマだからこそ海へ帰ったボーボに言葉を贈ってあげられるんだなーって思えたし、島へ向かうにあたって多数決でリーダーを決めようとする場面でほとんどのねずみはガンバに投票するんだけど、ガクシャはヨイショに投票するのよね。それまで船乗りねずみたちのリーダーはヨイショだったわけで、ガクシャはきっとそれを認めてるんだと思う。頭のいいガクシャはガンバがリーダーになるって分かってるんだけど、これまでリーダーとしてみんなを引っ張ってくれたヨイショに対しての敬意を表してって感じであえてヨイショの後ろに米粒を置いたんじゃないかなと思ったの。ガクシャは自分がリーダーの器じゃないって分かってるんだろうな。だからその分みんなを観察し、参謀に徹してるんだと思う。タイプは違えど同じような立場にいるのがイカサマで、普段は親しく口を利くどころかお互いイヤな奴って反発し合ってるように見えるんだけど、でも実は一番分かり合ってるというか似たもの同士なんじゃないかなーと。それが現われたのが七郎たちに海へ出る勇気を与えるためにイカサマがついた嘘、サイコロの目を偽って告げたことに気付いていながらその真意を察してあえてそれに乗っかったって場面だったと思う。そういう前フリがあったおかげで、ノロイにやられてもうこれまでかーってところで俺達やることやったよな、後悔してないよなって言い合うのも、ガンバとヨイショを縁の下で支えボーボやシジンたちを見守ってきたもの同士なんだなと思えてちょっとグッときたしね。ガクシャは七郎ともいい関係を築いてたっぽくて、ノロイを倒して旅立ちの歌を歌ってる時、“離れても心は一緒さ”的な歌詞のところでお互いを見合って拳で胸をドンって叩いて合図しあうのね。早瀬川の歌に秘められた意味に気付いたガクシャは舞台上では潮の満ち引きのことだけだけど、島ねずみのリーダーである七郎とそれ以外のことも意見を交し合ったのだと思う。お互い仲間をまとめるのは苦労するよなぁとかって愚痴りあったのかもしれない。二人の絆がその仕草一つで感じられた。そういうものを見て取れるようになったら俄然面白くなったんだけど、これ冷静にというか、前のめりでキャストにハァハァしてない人は初見で当たり前に見て取れたのかなぁ?(マイ初日のわたしがとんでもなく前のめりのロックオンで見てた自信は売るほどあるんで・・・)。

わたしが初めて見た回はなにやら音響トラブルがあったらしく、具体的にはガンバが船乗りねずみたちの宴会に混じる場面で歌の途中で突如音が途切れてアカペラ状態になったというものだったのですが、ヨイショ役のあさりどイカサマ役の佐野くんがさすがの気転を利かせて即動きでカバーし、客もすかさず手拍子で盛り上げたもんだからわたしはてっきりそういう演出だと思いました。そしたらカテコで全員が出てきて「音響トラブルで一部演出が変わってしまって申し訳ありませんでした」って頭下げるから、その時初めてあれがトラブルだったんだと分かって驚いたし、客のノリのよさにもビビッたわw。でもほんとトラブルだって分からないほどそれに対処できたってのはこのカンパニーがいかに信頼しあってるかという証明にもなったと思う。みんなすごく楽しそうだったもんなー。


というわけで、以下キャスト感想です。

ガンバ内藤くん→顔がまさにげっ歯類w。慈郎としての内藤くんしか見たことがないので踊れるというか動けることは知ってはいたけどここまで歌えるとは驚きでした。上手いというかすごく素直に歌うのね。もしかしたら潰れかけてたのかもしれないんだけど、声が微かにハスキーで半音上がるとことかちょっと色っぽくてよかったわぁ。ステージが狭いからダンスを披露する場面はさほどなかったんだけど、何度かある仲間達と踊る場面は街ねずみということもあるのか、動きが一人だけシャキシャキしててこ慣れてるっぽかった。一人オサレダンスって感じw。一番好きだったところはラストのソロで両手広げて声張って歌い上げるところの左足の角度と腰つきでしたw。腰を軽くひねって膝を曲げて流すような感じなんだけどそれすごいツボだった。



ヨイショあさりど→口元がまさにげっ歯類w。


イカサマ佐野くん→チラシ見た時は微妙・・・と思ったんだけど、実際は髪色と色が同じネズ耳だったんで可愛かったです。佐野くんは衣装が良かった。緑のツナギ+腰にポーチつきの黒皮ベルトなんだけど、イカサマというキャラに合ってるし佐野くんにも似合ってました。だがしかし佐野くんはお歌が非常に・・・・・・・・・残念ですw。イカサマのソロ曲は上手い人が歌ったらすげーカッコイイんだろうなぁ・・・と思いながら聞きましたw。でもイタチの毛が落ちてる洞穴に一人突入し、大丈夫だよって言う代わりに歌を歌うんだけど、そこでオイボレに「ヘタクソな歌歌いやがって」って言われてたから良しとしようw。


ガクシャ宮下くん→歌も動きも芝居も安定してました。宮下くんてさぁ、素だと普通にイケメンなのに舞台に上がるとなんでああも見事なサブポジ顔になるんだろうねw。


忠太諒くん→顔がまさにげっ歯類w。堀尾の時は一ミリたりとて可愛いと思ったことはありませんが、耳ついてると可愛いなぁオイ!今度から堀尾も注目してやろう・・・と思ったけどもう卒業なんですよね^^。多分原作がそうなんだろうけど、忠太はチビッコ設定なんだろうからヨイショたちと一緒に残るのではなく七郎たちと一緒に逃がしてやれよと毎回思いました。だって忠太が必死でガンバたちに助けを求めに行ってくれたから島から脱出できたってのに、あのままツブリたちが助けに来てくれなかったらヨイショたちとともに海の藻屑となってたんだぜ?シオジが哀しむじゃないか。


シオジすず香ちゃん・映莉音ちゃん→歌うめええええええええええええええええ!!!!!特にすず香ちゃん(可憐ガールズ)の歌ハンパねえ!!!!!間違いなく出演者の中でナンバーワンです。演技はねー、映莉音ちゃんのが自然だったかな。忠太と再会した後で早瀬川を歌ってと頼まれひと歌いした後大人チーム(ガンバ・イカサマ・ヨイショ・ガクシャ)がしみじみ語ってる向こうでBGM状態で歌い続けながらボーボとじゃれあうって場面があるんだけど、ここすず香ちゃん本気でボーボさとちゃんにちょっかいだしてて面白かった。ボーボ得意のお魚ポーズとりながらお互い身体をボスボスぶつけあって遊んでるんだけど、すず香ちゃんの本気タックルで飛ばされたさとちゃんが平田シジンにぶつかっちゃったことがあって、お互いゴメン><いいよ〜><って合図しあってんの見てわたし歓喜でございましたw。ありがとうすず香ちゃん!。


オイボレ外波山さん→仲間達の中ではシジンと絡むことが一番多かったというか、シジンが一番オイボレを気遣ってあげてたっぽくって、シジン目当てのわたしとしてはおじいちゃんに優しくする平田の図を見ることができて嬉しかったですw。


アンサンブル伊織さん・リオンくん・向後さん→アンサンブルという存在は得てしてそういうものになりがちではあるのですが、ある意味一番大変だったのはこのお三方だと思いました。ある時は船乗りねずみの一員として宴会に参加し、ガンバの悪夢となっておどろおどろしい踊りを踊り、またあるときはツブリの仲間としてひらひら舞い踊ったかと思えばノロイ様の手下になったかと思えば島ねずみにもなるというまさに大車輪の働きでございました。お疲れさまです。多分リオンくんだと思ったんだけどとにかくさとちゃんが好きらしくw、カテコでさとちゃんを舞台から落とそうと毎度毎度ちょっかいを出してました、それもかなり本気でw。佐野くんもさとちゃんをからかってたし(後述します)、さとちゃんは魔性なの?(まがお)。


ノロイ様明賢さん→頭の先から足の先まで全身真っ白(どこのジークかと思いましたw)で目の周りに赤いキラキラとしたラインストーンが貼り付けてあり、まさにイタチの王と言った感じでございました。ノロイ様はいろんな意味で面白かったですw。ていうかノロイ様はねずみたちを殺そう(食べよう)としたのではなく友達になりたかったんじゃないのかなぁ?w。だって(嘘だけど)ご飯をご馳走してくれるわ歌を歌ってくれるわ「ゆうめいなおどり」を踊ってくれるわ至れり尽くせりじゃないか!。部下たちは絶対陰でノロイ様のことを「あの人めんどくさいよなー」とか愚痴ってたと思うのね。そういう空気がひしひしと伝わってきたのよw。だからきっと力あるものゆえの孤独を感じていたんじゃないかなーと思った。・・・・・・絶対違うだろうけどw。ノロイ様の最後はまさかの奈落落ち(舞台前面の床がパカっと開いてせりに乗って床下へ落ちていくという演出)でして、サンモールの床にそんな仕組みがあると初めて知ったので笑い堪えながらも本気で驚いてしまいました。登場シーンから退場シーンまでもうノロイ様に釘付けでしたほんとうにw。


七郎滝口→島ねずみのリーダー役なのでシオジとともに登場するのは一番最後でして、わたし初見時実は出てくるまで滝のことをすっかり忘れておりました^^。まじでうおっ!?なんで滝!?って思ったもんw。そしてデカっ!!!!!!と思いました。シオジ(少女)とともに現われ最初に絡むのが諒くん忠太だってのもあるかもだけど、一人異様にデカくみえた。シークレットブーツ履いてんのかと思ったわよw。ほかのねずみさんたちがいかに小っちゃくて可愛いのかということを滝の存在で実感できたわw。で、滝はネズ耳が致命的に似合いません。残念なことに某夢の国で調子乗って耳つけちゃってるかわいそうな人にしか見えませんw。ヘッドギアってわたしにとって萌えアイテムなはずなのに、昭和イケメンの滝+ヘッドギアときたら悶絶必至なはずなのになぜこうも気持ち悪いのだろう・・・・・・と考えて、やはり頭についてるネズ耳が原因だろうというところに辿りつきました・・・w。あとね、滝の衣装って臙脂のジャケットの下に黒タンクなんだけど、時々上着が肌蹴て肩がチラ見えしたりするのね。本来のわたしであれば汗ダクで喰い付くべきポイントなんだけど、なぜだろう・・・滝には全然萌えなかった・・・・・・・・・むしろ滝口上着肌蹴けてんぞと注意してやりたい気持ちにすらなりました。一応お断りしておきますが、わたし滝のこと付き合いたい(真顔)と思ってるぐらい好きなんだよ?それなのになんでこんなこと思ってんのかしら・・・・・・やはり・・・・・・原因はネズ耳か・・・・・・w。あとオイボレが死んだ後、ガンバ・シオジとともに花の歌を歌うのですが、二人がまるで聖歌隊のごとき澄んだ声で歌ってるところに滝七郎がハモリで(!!!)入っていくのは毎回のハラハラポイントでございました。滝も多分そうだったんだと思うw。ものっそい探り探りで入っていくからさー、毎回拳握り締めて滝頑張れっ><って祈ってましたw。ほらやっぱわたし滝のこと好きじゃん!。


ツブリますん→感想の前に一言いいですか?増田さんのあだ名は「ますん」なの?それとも「まっすん」なの?。マイ初日の感想でも書きましたが、ツブリかっこよすぎる!!てかますん本気出しすぎwwwww。ノロイと間違えガンバたちに攻撃を仕掛けるときに高いところから飛び降りつつ「トウッ!!」とか「かかれぇー!」とか言うんだけど、いい声すぎるwwwww。本気で「トウッ!!」って言われたらただでさえ笑うしかないのにそれプラス動きがもっさりなのがもうwww笑うしかないじゃんwwwww。てかリーダーなのに一番後方で隠れるようにダンス踊るのやめてくださいw。踊れないなら高台でヒラヒラしてればいいのにw。と思ったらノロイ様が渦に飲み込まれる場面ではものっそいカッコつけたポーズ+めちゃキメ顔なんだもんwwwwズルすぎるw。船乗りねずみの宴会シーンでネズ耳つけたますんは丸っこくて非常に可愛らしかったですw。あ!写真めちゃめちゃカッコよかった!!!!!!!!!(買ったのw)


ボーボさとちゃん→もう方々でというか恐らく見た人全員がそう言ってると思いますが、さとちゃんの衣装はネ申!!!!!!!!!!!!!!!!!!まさにゴッド以外のなにものでもありません!!!!!!!!!紺色のセーラー+グレーのダボパンツ+さとちゃんの顔ってだけでも犯罪犯す人がいても全然不思議じゃないレベルのけしからん存在なのにそれに加えて耳が!!ネズ耳が付いてんだぜ・・・・・・・・・どうしろってんだよなぁもう・・・・・・黒髪から黒い耳が生えてんだぜ・・・・・・まるでさとちゃんはほんとうはねずみさんで、にんげんの姿は(仮)みたいなんだぜ・・・・・セーラーネズ耳さとぴー最強!!!!!!!!!そらタッくんも夢中になるっちゅー話や!!(←半ギレ状態で)。いつもボーっとしててどんくさいキャラだけにダンスが遅れ気味なのも振りが怪しげなのも全てそういう仕様です!で済むしねw。しかもこのボーボってやつがまた卑怯でさぁ、ねずみのくせにお魚になりたいという夢見がちなぼんやりさんって何それ。猫に、それも飼い猫に尻尾齧られて短くなっちゃった><って何それ。基本お魚ポーズでゆらゆらしてるくせにここぞと言う時には「あーーーーーーっ!!」って大声出したかと思ったらズバっと鋭い一言言ってのけるとか何ソレ!!。そんでもって歌って踊って笑って死んじゃうんだぜ・・・・・・。全然そんな素振りなんてなくて(よく見ればちゃんとおなかをイタチに傷つけられてるんだけど)、イカサマじゃないけど歌い疲れて寝ちゃうさとぴーボーボかわいいなぁってニマニマしてたら「息してない!」とか不意打ちすぎて思わず泣いてもうたっての!!もうほんとに卑怯。イカサマ佐野くんの胸に抱かれたさとちゃんも、海に返してあげようと仲間達に抱えられる(床と並行状態)さとちゃんも、まさに「綺麗な顔してるだろ」(by上杉達也)ってなもんでさー、儚くて可憐でまさにこの世のものとは思えない美麗死体なのよー。さとちゃんすげーな・・・。アンサンブルさんの感想でカテコでさとちゃんがイジられまくってたと書きましたが、さとちゃんの次が佐野くんなのね。で、佐野くんがボーボのお魚ダンスの真似をして出てきたら、さとちゃん下唇突き出して「ボクのダンス取った・・・」ってじとーーーーーーーーって佐野くんを見るのねw。で、佐野くんはもうお兄ちゃん全開っ!って笑顔で「ごめんごめん、そんな怒るなよー」ってさとちゃんの頭をポンポンって撫でるわけですよ!!!タッくんさとちゃんが魔性発揮してるよー!って思わず心の中で告げ口しちゃったわよもう・・・・・・。さとぴーはほんとすげー。いろんな意味ですげーよこの子。


シジン平田→これまた神です神。外見のキャワさは初日感想で書きましたが、もーうマジで激キャワでした。シジンはねずみたちの中では気配に敏感なのかなぁ?イケイケで忠太の仲間達の元へ向かうガンバたちの中で一人だけノロイ様の視線を感じてるのね。基本酔っ払いだから普段は薄ら笑いを浮かべつつフラフラしてるんだけど、気配を感じるとよくプレーリードッグが立ち上がって鼻をひくひく動かしながら辺りを窺う動きするじゃない?まさにああいう感じになるのよw。で、ちょっと眉間にシワ寄せて何かを考えてるような顔つきをするのね。ギャップもえ。あと初回感想では常に酒入りピーナッツ握りしめてるキャラだと書きましたが、よくよく見てたら、冒険当初はしょっちゅう酒を飲んでる→飲み終えちゃってボトルをさかさまにして残った水滴をしつこく飲もうとする→ピーナッツ下げてる紐をギュっと握りしめて酒切れに耐えるw→酒切れから脱したのか、紐を握るのは不安なときだけになる って感じで、徐々に変化してるわけですよ。とんだアル中ですよw。で、前半はメイクで頬と鼻の頭を赤くしてるんだけど、途中ちょっとだけ引っ込む場面があって、そこでメイク落としていつものイケメン平田がお目見えするわけです。そして平田ショーへと続くのね。これも初日感想で書きましたが、シジンのソロ曲がカッコイイのよこれがまた。命を燃やして戦え、命ある限り戦えみたいな曲なんだけど、この手のミュージカルでは珍しいロック調の熱い曲で、わたしが見たのは後半回なので喉がちょっとつぶれかけてたんだけど、それが魂振り絞った熱唱をより一層引き立てるというか、まさに渾身!って感じですごいよかった。歌い終わって精根尽き果ててクターって倒れちゃうのもハァーーーーーーーーーーーン☆だし。そうそう、この場面ってノロイとの歌対決ってシチュエーションなのですが、ノロイの歌を聞かないように「みんな耳を塞ぐんだー!」って言われてもちろんみんなネズ耳をふさぐんだけどね、平田はネズ耳をギュって、拳で包むようにギュって握るのね。それで身体を丸めるの。そない強く握ったら耳痛いだろう・・・とは思うんだけどwその平田すごいキャワだった><。



心の底から前半チケを捌いておいてよかったと思いました。ネズ耳チラシみた時点である程度の覚悟はしてましたが、まさかここまでガチ耳舞台だとは思わなかったわ・・・。恐ろしい空間だった・・・・・・。連日補助席+当日席が全て埋まっていたようだし、物販もかなり売れたようなので興行面でも成功と言えそうで、再演しそうな予感がひしひしとしております。やるならば再びこのキャストで!!とは思うんだけど・・・・・・平田は無理しなくてもいいよ・・・・・・?ほんとにほんとに・・・・・・。