- 作者: 大倉崇裕
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
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当たり前ですが、笑い一切無しでガチモンの山岳ミステリーでした。全編ガッチガチって感じ。筑波山すら登れない(途中リタイヤ)私なもんで山の魅力も苦しさも全くもって想像することすらできませんが、真っ当というかセオリー通りではあるもののミステリー部分は面白かったです。むしろスポーツマンっぽくてこの真っ当さがよかったと思う。この人って真面目にミステリー書かせると丁寧な仕事するよな。
あと年齢問わず描かれる男の友情が熱かったです。命を賭けられる、命を預けられる友がいるってだけで生きる理由になる気がする。私にはそんな人いないけど。