『仮面ライダー電王』第44話「決意のシングルアクション」

なんという神回。電王で何度かマジ泣きさせられてますが、うわぁーんなんでそんなこと言うんだようもうやめてよぅうわああああんモモさんかっこいいよおおおおおおぅうわあぁーーーん!って30分声をあげて泣いた(実話)のは初めてです。ドラマも映画も小説も好きで見れる読める限りはいろんなものに触れてるつもりですが、間違いなく今年一番心が震えました。何がいいってセリフが、言葉がいいの。特撮の靖子はやはり天才です!!!。そんでもって演出も素晴らしかった。モモさんと良太郎のぶつかりあいとウラさんキンさんの戦いと、リュウタの成長と侑斗の目線・・・それぞれのシーンが他のシーンと絡み合い、色が効果的に使われ、捨てシーン一切なし!この先の結末がどうなろうとも、わたしの中で電王の価値はもう揺るがない。
デンライナーの中で一緒に戦わないという良太郎と言い争うモモさん。
良太郎「一緒に戦わないって言ったんだ。願いを言えばモモタロスたちは僕から出ていけるよね」
モモさん「何が願いだ絶対そんなもの聞かねーからなぁ。俺たち追い出してお前一人で戦えると思ってんのかぁっ!」
良太郎「戦うよ!でも戦うことはモモタロスたちを消すことになる。自分で自分を消す戦いなんてしていいハズがないよっ!」
モモさん「今まで散々戦ってきたんだ」
良太郎「消えるなんて言ってくれなかったでしょ!いつか別れなきゃならないのは分かってたけど」
モモさん「別れるのも消えるのも一緒だろ」
良太郎「違うよ!!」
モモさん「違わねえ!!いいか、俺はな、カッコよく戦えればそれでいいんだよ!!俺たちの時間がどうとか消えるとか、そんなものに興味はねえ!!」
良太郎「だったら・・・・・・余計一緒に戦えない」
リュウタ「あ・・・ねえねえ、ボクはいいよね?良太郎と一緒に戦うの好きだしぃ、消えるの、別に怖くないし」
良太郎「リュウタロス!!そんなこと簡単に言わないでよ。・・・キミとだって一緒に戦うつもりはない」
良太郎に言い切られてショックを受け、何も言い返せずにしょんぼりするリュウタ。
握った拳をバンっとテーブルに叩きつけ「勝手に決めてんじゃねーぞ、良太郎」と良太郎にずんずん向かっていくモモさん。
ウラさん「先輩っ!」
キンさん「待てモモ!落ち着け!!」
モモさん「いい気になりやがって」
キンさん「良太郎は怪我してんのやぞ!」
モモさん「そんなやつが俺たち抜きで戦えんのかよおっ!」
止めようとするデネブさんを抑える侑斗。
うつむいてしょんぼりするリュウタ。
モモさん「勘違いしてんじゃねぇっ!良太郎っ!!」
アバンで既にボロ泣き。叫びながら心が痛くてキシキシ言ってるのがわかるほどの本気の言い争いなんて見たくない。喧嘩しながら言ってることの端々にお互いを気遣う気持ちが溢れまくってるんだもん。どっちの気持ちも分かるだけにほんときつかった。しょんぼりするリュウタも、必死で止めるウラさんとキンさんも、黙ってそこにいつづける侑斗とデネブさんも、そしてコハナとナオミもみんなみんな痛いのが伝わってきて、悲しかった。せっかくのリュウタの♪いーじゃん いーじゃん すげーじゃん♪もタロスズPVもむしろ余計悲しくなるだけだったよ。・・・まぁベース?弾きながらくるくる回るウラさんにはちょっとときめきましたけど!
侑斗に「俺たちが口を挟むことじゃない」と言われ、「じゃあ見物でもして時間潰そうか!」と“股間から”ターミナル案内図を取り出してノリノリで駅長グッズに食いつくデネブさんw・・・にあきれた侑斗の視線の先には1人しょんぼりとベンチに座るリュウタの姿が。おねえちゃんの絵見てるし!なにこの可哀想な子は・・・。背中合わせのベンチに座る侑斗を見ておねえちゃんの絵をそそくさと隠すリュウタ。
侑斗「野上のこと、まだ怒ってんのか?」
リュウタ「別にぃ。なんで良太郎があんなこと言うのか分かんないし。ボクのこと・・・・・・いらなくなったのかも」
抱えた膝の間に顔をうずめるリュウタ。
侑斗「逆だろ。逆だから・・・あいつもどうしていいか分かんないんだ」
うわああああああああああああん。二人がこうやって二人だけで会話してるだけでも変化ってか進歩ってか胸が熱くなるんだけど、それが背中越しのベンチ(つまり顔は見られてない)ってのがリュウタが侑斗に本音を吐露できるギリギリのラインだったんだろうなーって、もうグッときたわー。上手すぎる。
夜のミルクディッパーを1人で訪ねたコハナと愛理さんのシーンもすごく良くて、
コハナ「自分でも分かんなくて、大っ嫌いだし・・・いなくなるのはちょっとって思うけど・・・でもそのほうがいいはずなのに・・・今のまま変わってほしくない・・・。へんですよね?本当に・・・大っ嫌いなのに・・・」
愛理さん「あのねー、コハナちゃんはもう、その人達が大好きなんだと思うなぁ」
コハナ「そんなこと・・・ぜんぜん」
愛理さん「ほんとにー?変わって欲しくないって思うぐらい、その人達との今が、大切になってるのよねー。だから辛いわね」
コハナ(ハナ)って立場的には複雑で、多分(公式にもそうあるし)イマジンの未来かコハナの未来かってことなわけですよね?。誰もそれを言わないけどでもそういうことで、そんなコハナが気持ちを打ち明けられるのってデンライナーの中にはいないだろうし、愛理さんがいて良かったなって思った。そして何も知らない愛理さんの言った「その人達との “今”」ってのがモモさんの神セリフに繋がるのか・・・靖子すげーなほんとに。
モモさんとリュウタの気分転換に失敗したウラさんとキンさんは公園で密談中。チラ見えするアルマジロイマジンさんに気付いた二人は
キンさん「あんなー、良太郎がどう言おうと俺は戦いをやめる気はないで。俺の命はとっくに良太郎に預けてる」
ウラさん「(キンさんの顎をゴキっと鳴らす仕草を真似して)泣けるねー」←ここお宝なんだけど!!!!!
キンさん「何がや。(ウラさんの鎖骨あたりをドスンと叩いて)お前かてやめる気はないやろ?」
ウラさん「さあねっ。僕はキンちゃんみたいな浪花節は似合わないから」
・・・といいながらアルマジロイマジンさんに向かってすべり台を勢いよくすべり降りる二人。キンさんの方が早く降りたのにウラさんの方が勢いよくて抜かしちゃうとか面白シーンのはずなのに、なんでこんなに涙が出るんですかっ!?。「最初に痛くなるのは、誰かなっ?」とドSっぷりを発揮するアルマジロイマジンさんの攻撃をビシっと受け止めて、
ウラさん「こんなところで、投げ釣り?」
キンさん「子供を狙うとは許されへんなー」
ってウラさんすてきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!(キンさんもw)
イマジンが現れた警報を聞いて駆けつけようとする良太郎の前に立ち塞がる何かを決意した風のモモさん。同時にアルマジロさんと戦うウラさんとキンさん。
モモさん「良太郎。ちょっとばかり強くなったからって調子に乗ってんじゃねーぞ。お前1人じゃイマジン一匹倒せやしねーよ」
良太郎「やってみなきゃわからない」
プラットに変身し、モモさんの横を通り過ぎようとする良太郎の首を掴んで強引に押し戻したモモさんは、ソードを良太郎に投げてよこし、
モモさん「やれるって言うならそいつで俺に一発でも打ち込んでみろ。それぐらいできなきゃ行っても意味ねえ」
良太郎「モモタロス・・・そこをどいてよ!」
モモさん「だからどかしてみろってんだよ!そしたら俺ももう何も言わねえ。・・・早くしろっ!!」
ぷるぷる震えながらソードを手にしてモモさんに向かう良太郎。投げ飛ばされまくりながらもそれでもモモさんにぶつかり続ける良太郎。「弱えぇ、弱すぎるぜ良太郎」といいながら全力で投げ飛ばすモモさん。「くっそう・・・粘りやがって・・・」(←これがもうなんとも言えない言い方だった。いい加減諦めろ、もうやめてくれって気持ちと、でもこれが良太郎だって気持ちがギュッとこもってた)そう言って取り上げたソードを放り投げ「二度と1人で戦うなんて言うな、いいな!」というモモさんに、涙声で、でもきっぱりと「いやだ。(よろよろ身体を起こしながら)いやだ。」という良太郎。
その頃「お前たちの攻撃、全然痛くない」というアルマジロイマジンさんに防戦一方のウラさんとキンさん。そこへガンで2.3発食らわせて
「ばーかっ!カメちゃん、キンちゃん、お待たせっ!!」
ってリュウタきたああああああああああああああああああああああっ!!!!!
変身を解除して
「できるわけないよ。モモタロスたちが消えるかもしれないのに、戦わせるなんてできない。消えるかもしれないんだよ!?僕だってほんとは戦いをやめて・・・でも僕は迷えない。迷いなんかない。モモタロスたちが消えるかもしれないのに僕はこの時間を守ろうと思ってる。今も・・・。なんでかな。モモタロスたちが消えるのはこんなにイヤなのに、なんで・・・」
泣きながらそう必死に話す良太郎の横にドッカと座ったモモさん。
「良太郎。上等じゃねーか。迷う必要なんかねーよ。消えるとか消えねーとかそんなのは後の話だ。俺が暴れたいってのも、ほんとだしな。ただ・・・まぁ・・・ちょっとでも守りたいと思うとしたらよ、(良太郎を見て)“今”ってやつだ。(顔を上げてモモさんを見る良太郎)・・・つかお前運が悪いからなぁ、消えるとかいう前に腐った饅頭でも食ってぽっくりかもしれねえ。そしたら俺たちも道連れだ。多分、亀公たちもそう思ってるぜ。・・・だから戦わせろよ、良太郎」
モモタロス・・・」
「・・・なっ」
ひぃやああああああああああああああああっん!この「・・・なっ」キタ!ちょう決め手でしょうこの「・・・なっ」は!!これでズキュン★とならない人がいたらおかしいって!!!もうねー、なにがすごいってさぁ、今回のモモさんは表情が見えたんだよね。言ってしまえば“きぐるみ”でしかないのに、怒りも痛みも哀しみも、それから照れた表情も笑顔も全部見えたの。なんだこれ。
前回を見て、一緒に戦わないって言い張る良太郎の気持ちは、モモさんたちに自分で自分を消すような真似をさせられないからなんだと思ってた。もちろんそれもあったんだけど、それだけでなく、大好きなモモさんたちが消えちゃうかもしれないってのに、それでも今の時間を守ることを躊躇わない自分がイヤだというか、そんな自分が許せなくて、戸惑って苛立ってたってことだったのか。そこまでは考えが至らなかったよ。強くて優しくて頑固な良太郎らしいな。
そしてよしっと膝を一発叩いて勢いよく立ち上がり、良太郎に手を差し伸べて「ほら、立てよう。亀公たちが負けちまうぞ?」と言うモモさんの手をがっちり握る良太郎!!!
モモさんが初めて「守りたい」と、自分の意思で「今という時間を守りたい」と言ってくれたことで、共に戦う覚悟ができたということか。誰かのためでなく、モモさんたちの意思で戦う。その結果“今”を守りモモさんたちが消えることになったとしても、モモさんたちはきっと後悔しないって分かったんだろう。なんかこう、もっと例えばリュウタのピンチを助けるためにやっぱりモモさんの力が必要だとかそういう流れになるのかなーなんて想像してたもんで、二人が互いに心の底からぶつかり合って気持ちを伝え合った末の共闘という流れは涙なしじゃ見られないっての!アバンのマジ喧嘩があったからこそこの神シーン、モモさんの「ちょっとでも守りたいと思うとしたらよ、今ってやつだ」という神セリフが生まれたんだよな。もうやめてよーぅってえぐえぐ泣いてよかったよw。
その間もモモさんと良太郎を信じて戦い続けるウラキンリュウタ。アルマジロさんが「どうお?じゃあもう一発いこうかなぁ?」ってところに二人揃ってキックかます良太郎&モモさん!!!!!良太郎がヒーローに見えたよ!!!!!
モモさん「そこまでだぜ、ザリガニ野郎!」
良太郎「(三人に駆け寄り)みんな大丈夫?」
ウラさん「良太郎!」
モモさん「遅くなって悪いな」
キンさん「モモ!」
良太郎「ごめん。・・・これからも一緒に戦ってくれる?」
リュウタ「うわーっ!りょうたろおおおうっ!!(飛びついて良太郎の手を取るリュウタ)」
キンさん「当たり前やろ」
ウラさん「じゃあ、やりますか!」
そんな会話をしてる最中、モモさんがずっと横向いて誰かに向かって“この人たち青春ドラマみたいなこと言っててやんなっちゃいますねーもうバカみたいでしょー”って感じでジェスチャーしてんの!!!照れ隠しで!!!んもーうどこまで素敵可愛いアニキなんだこの人!!!!!(ボロ泣きで)
「いくら来ても無駄無駄!それから俺はザリガニじゃなくてアルマジロだ!!」ちょwww訂正入りましたよwww。ってかあのアルマジロさん見て(アルマジロには見えなかったけど)ザリガニ言うたモモさんセンスがおかしいのよねw(良太郎の影響かw)。
モモさん「知るかあっ!」
良太郎「モモタロス、いくよ!!」
モモさん「おうっ!」
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!これこれまでで一番ときめいた「モモタロス、いくよ!」だった!!!
ポーズ決めたウラキンリュウタの前で「俺、参上!!」するソードぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!
「いいか、なんとか野郎!今日の俺は始まる前からクライマックスだぜ!!」
ダーダー泣きながら意味わかんねーよモモさん!と思ったら「意味わかんねーな」ってアルマジロさん言うてるしwwwww。そうだよ、電王は視聴者のツッコミを即代弁してくれるんだったよw。
ソードからロッド、アックス、ガンとフォームチェンジしながらアルマジロさんを甚振る電王は鬼!!!!!どうみてもリンチですwwwww。ダブアクメドレーモエス!他はみんな了解とって入れ替わってるのに、リュウタだけ勝手に入っちゃうのとかちょうモエス!!
リュウタ「これ、痛いけどいいよね」
アルマジロ「痛い痛い痛い痛い」
リュウタ「答えは聞いてない!!」
アルマジロ「痛い!痛い!痛い!痛い!」
酷すぎるwwwwwまさに鬼wwwww。
公園で戦ってるときに丸くなって突進するアルマジロさんをキンさんが力で止めようとするのも良かったし、側にモモさんやキンさんがいるってのにロッド振り回しまくるウラさん(それをちゃんとタイミングよく避けるモモキン)(ウラさんはちゃーんと計算して釣ってるんですよねー!)も良かったし、あんな一瞬の戦いでもそれぞれの良さとか特徴がガッツリ出てて、それを表現するスーアクさんと声優さんとそれからそれを見続けたわたしたちの集大成!って気がして、このバトルほんと泣けた。拳握ってキャーキャーいいながら泣いた。ケータロスのボタン押すリュウタかわええええええ!!てんこ盛りがこんなにも輝いて見えたのは初めてですw。「バーカ、どっちが強いかじゃねえ。戦いってのはなぁ、ノリのいいほうが勝つんだよ!!」ってモモさんが言うとなんという説得力w。ダブルチャージしての「必殺、俺たちの必殺技、クライマックスバージョン!!」敵を胴体でまっぷたつに叩き斬るのとかもうめっさヒーロー!!!オーラもちゃんと4色混ざってたし!!!あーもうほんと燃えたわー。
そんでもって再び走りだしたデンライナーをターミナルの窓から見て
「(ふっと笑って)答えは出たみたいだな」
って言った侑斗もかっこよかったのおおおおおおおおおおおおおおおお!
・・・ってデネブさん何やってるんスかwwwww。百歩譲って駅長Tシャツと駅長マフラー、駅長帽子はいいとして、その大量のポスター?カレンダー??それいらんやろwwwww。どこのコンサート帰りのジャニオタかとwwwww。

デンライナーの中でいつものようにワチャワチャしながらテーブルに並んだご馳走にテンソン上がるも「ハナさんが頑張って作ってくれたご馳走でーす!」と聞いて固まるタロスズw。リュウタは両手に持ったからあげらしき物体をお皿に戻しただけでなく“汚ねっ!”って顔してウラさんの身体になすり付けて拭いてるしwwwwwウラさん怒れよwwwww。
すれ違いざま良太郎に「ほんとうの戦いはこれからです」と言ったオーナーの言葉は良太郎とタロスズの戦いを意味してるんだと思うけど、例の黄金のスプーンで一週間釣られたわたしとしては、延期になったチャーハン対決が9割だとしか思えません。もうオーナー(と駅長)には釣られないw。
ってかカイこえええええええええええええええええええええ!佐藤くんがすごいのは間違いないけど石黒くんも相当すごいと思うわ。あと5話。実質エピソードとしては2話分しか残ってないわけで、次のエピソードで愛理さんの記憶喪失と桜井さん失踪の真実、そして良太郎の失われた記憶を描いて、最終エピソードでカイとの直接対決という流れになるのかな。いよいよ電王との別れが近くなってきたよ・・・ものすっごい喪失感に襲われそうですが、今回の放送分でなんかちょっと吹っ切れた気がする。覚悟が決まったって感じ。とりあえず来週はたとえ回想の中であったとしてももう二度と見れないと思ってたアルタイルが見れそうなので、ちょう楽しみ!
「次回も俺は最初から最後までクリッスマスだぜ!」
「いつか言うと思ったよ先輩・・・」
言うならここしかないよなw。ってかウラさんクリスマスパーティーでものっそい気持ち悪いカッコしてたのは気のせいですか・・・。