『SP』第1話

いよっしゃああああああああああ!岡田様かっこいいいいいいいいい!!もう見てる間中ずーっとかっこいいかっこいい言いまくり。もうね、これだけで充分ですってぐらい岡田様がカッコよかったんでほんと満足なんですけど、カッコいいだけじゃなくてちょっとダメ(主に対人関係。いわゆるKYなのねw)なとこもあったりして、岡田様を愛でるドラマとしてはたまんねーぞこれw。お見合い(つーか合コン?)中に呼び出しが来て警視庁に戻り机を開けて装備をテンポよくバシバシ身につけていくシーンとかもうヒィーッ!ヒイイイーッ!!カッコよすぎて息が出来ないーってぐらいだったもん。いやまじでw。



うんまぁ、(SPにしちゃ)チビだけど。それは認める。


で、内容ですけども、オリジナル脚本だし、事前に知識入れすぎるとシンプルに楽しめなくなるかもと思って “踊るのスタッフで、金城一紀が脚本で、出演するのが岡田准一堤真一”という以外ほどんどまっさらの状態で見たのですが、うーん・・・・・・もっとこう惹き付けられるものがあるかなーって思ってたんで、正直岡田様の素敵っぷりを引いたらちょっと微妙な出来の1話だったかな。まず、タイプの違う男二人のバディ物(ですよね?)にしては岡田様がこれでもかーってぐらい素敵だったのに対して堤さんの描写が薄すぎる。わたしが事前に仕入れた知識は“東大法学部を出てるエリート”ってだけだったんでてっきりキャリアなのかと思ったらキャリアだと現場に出れないからわざわざ一般採用で入庁した現場大好きの変わり者って設定だったんでちょっと驚いたんだけど、初回を見た限りではデキる人なのかどうか判断できなかった。部下には認められてるようでしたが、腕が立つ人なのか頭がキレる人なのか、どっちにしても初回はその片鱗すら見えなかった。会見場の殺気をキャッチし、七三眼鏡に「どけよ」と言って(ここちょうかっこいかったー)飛び出した井上の後を「俺もついていくから」と言って一緒に飛び出してったわりには撃たれたはずの井上に「マカロフの確保お願いします」って言われるまでボーっとしてるってどうよと。あそこは尾形に拳銃を握り締めたまま呆然としてる犯人の手をガッと掴み腕を捻りあげて拳銃を取り上げるぐらいさせるべきじゃないかなーと思った。それだったらバディ感も伝わると思うし、尾形の“現場好き”な設定もすんなり受け入れられたと思う。「何かあれば私が責任を取ります」って言ってたけど、あのシーンを見る限りでは責任取るって口だけかよって思われても仕方ないぐらいだったもんなぁ。手錠渡しただけやんと。東大法学部出てるだけに刑事として頭はキレるけど動きはさほど・・・ってんならさっさとそれを見せるべき。東大法学部出と言えば、犯人も同じ東大法学部出でやたらとそれを強調してたわりには尾形との絡みも特別なかったしなー。尾形に関してはせっかくの設定を何一つ生かせないで終わった初回って感じだった。ていうか、どう見てもSPにしちゃ低すぎだろな井上の身長はあの能力で補ってるという設定なのかなーなんて想像したんだけど、だとしたら班員もその能力を知ってるはずだし、今んとこは尾形以外には隠してる(あえて知らせてない)ということなのか。そして身長についてはあえて触れないつもりなのか・・・。尾形以外は全員井上に反感を抱いてるのかと思ったんだけど、七三眼鏡以外はそうでもなさそうだったし、井上は基本一匹狼タイプというか口で説明するより身体が先に動いちゃうタイプっぽいから、他の班員に井上の頭の中にあるものを伝えるのが尾形の役割で、班員全員で井上の能力を共有すればいいのにと思ったんだけど。
あとねー、説明不足だなと思ったのは、最初のテロリスト(ナイフ使い)に気付いたのは“杖をついての歩き方が本物(老人)と違う”という観察眼と注意力からなる論理的な理由だったのに、2番目のテロリスト(テロリストって政治犯ってイメージがあるんだけど、今回のあの「僕は東大法学部出てるんだ」の人はテロリストなのかなぁ・・・悪口言われたから殺すって単なる私怨で政治的要素皆無じゃん。公人を公の場で狙う=テロ行為ということなのか?)に対しては「なんとなく嫌な感じがして」ってのはなんなんだろうと。多分嫌な感じがしてってのは説明するのが面倒だからそう言っただけ(ずっと昔からそうやって面倒を回避してきた)で、実際は犯人の心拍数や指で机をトントンするリズムの変化やそれこそ殺気の変化を感じとってのことだったんだろうけど、冒頭のお見合いシーンでちょっとした要素から女について推理したように並外れた観察力(というレベルではなく超能力に近いレベルだけど)を論理に結び付けるのを端折ってほしくないなと。後付けでもいいから説明させるべきだったと思う。ましてや初回なんだし。ここで手抜きしちゃうと、毎回毎回起きるテロ(というか危機)を井上の特殊能力で危機一髪回避するってだけのヒーロードラマなのかと思っちゃう。特にこの枠は展開命というか電波演出でウケたとこあるし、結構なトンデモ論理でも受け入れられる土壌があると思うんだけど。SPに関しては岡田様の超能力ってか危機・殺気察知能力が電波だってだけで演出は普通、むしろ普通すぎるぐらいだもん。この枠でやるってのはやっぱり逆効果かもなぁ・・・。
初回で出た伏線としては、まず井上と尾形の関係か。尾形は井上の能力を認めて部下として可愛がってるのかと思ったんだけど、 雨の中倒れてる男女(井上の両親)を呆然と見つめる少年時代の井上の後ろに立ってた学ラン姿の学生さんあれ尾形よな。で、その場に現総理がいたけど、普通に考えたら総理を狙ったテロの巻き添えになって両親が死んだってことだろうけど、でも総理怪しげな笑みを浮かべてたしなぁ・・・単なる巻き添えだとしたら子供時代ならともかく大人になった今復讐もなにもないだろうし、ここは上手く転がしてくれることを期待。脚本としてはともかくお話作りに関しては金城一紀は出来る子のハズだもの!。それから、銃刀法違反ってだけで簡単に釈放された大塚寧々の元旦那演じるナイフ男をそそのかしてる黒幕が誰かってことか。黒幕とか言うとアンフェアとか探偵学園Qを思い出しそうになりますが・・・。今んとこ、何か事件が起きてからでないと動こうとしない変わろうとしないのが日本という国だから、自ら事件を起こして強引に制度を変えようとする内部の人間が黒幕かなぁと予想。これに当てはまりそうなのが初回でいいとこナシだったつっつんなんだけど・・・。

ナイフ男とのバトルはしょぼかったなぁ。ナイフ使いの頭おかしい人ってわたしのだいだいだいすきなVERSUSって映画で松田賢二さんがやってたんだけどあんぐらい変態ナイフ好きオーラだしてほしかったわ。とりあえずナイフを両手に持って2本使えよと。足場が悪いところでナイフ振り回したほうが有利だと思うんだけど、わざわざ広い通路でやってるし・・・。予告で車の屋根に飛び乗った勢いでスライディングキック決める岡田様がものっそいカッコよかったんで、アクションにはもうちょい期待してみるけど。


てか予告の有起哉がかっこよすぎてギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!って本気で叫んで喉痛くなりましたw。サングラスかけて細身のダークスーク姿が似合うこと似合うこと。NHKのドラマで癌が再発した裁判官役をやってた人と同じ人だなんて思えないわっ!下手したら岡田様よりカッコいい勢いだったわよっ!!(それはさすがに言いすぎですw)。