『刑事ゆがみ』第1話

共にスーツ姿の神木さんと橋本あっちゃんを筆頭にキャスト(を毎週拝めること)は楽しみではあるもののドラマの内容には正直さしたる期待はなかったんだけど、なかなか面白い初回だったー!(でも橋本あっちゃんを見た記憶がない・・・)。
浅野忠信神木隆之介の組み合わせはさておき、弓神と羽生のキャラクター性は単体としてもコンビとしても目新しさ皆無だし、あらかた登場人物が出た時点で、なんなら杉咲花が出た時点で多分この女が犯人だろうなという目星はついてしまうし、そのつもりで見てれば事件の解明を待つまでもなく予想がつくのではなく「解ってしまう」ぐらいなんの捻りもない事件であり捜査過程であり動機でしたが(あ、でも杉咲花を前にして神木さんが固まってたのは好みの女に緊張する童貞の図だとばかり思ってたので中学の同級生だったってのはちょっと驚いたけど)(しかし神木さんの童貞感は相変わらずすごいわー。「童貞だから」と言われても「うん、そうだと思った」だもんw)、それでも面白く見られたのは浅野忠信の「画力」と神木隆之介の「演技力」が理由だろう。最初にさておいた「組み合わせ」もありきたりのキャラクター性でありながらこれだけ異色感というか、まさに「ゆがみ」を感じさせるコンビになるとは嬉しい誤算。忠信が演じる弓神という人間に対する神木さん演じる羽生の返しの“間”がいいのかなぁ?。感情的に反発するのではなくちゃんとその能力を認めたうえでアレコレ言う神木さん羽生によって忠信弓神が活きるというか見えるというか、そういう構図・構成は定番だけどそれが初回からしっかり成果として出てるってのはなかなかにすごいことだと思う。初回からこれだけ劇中ではマッチしてないんだけどドラマとしてはマッチしてる(うまい言い方が見つからない)となると俄然期待が高まります!!。
内容はなんの捻りもないとは書きましたが、犯人に「実は冤罪じゃなかった」という事実を突きつける最悪の後味で終わるのかと思いきや(それはそれで好み)、痴漢常習野郎(岡田くんはもうこういう役しか回ってこないのかな・・・)を現行犯逮捕すべく羽生が単独で動いた・・・先には弓神が絶好のポジション取りをキメてて「ニヤリ」というこのひとつの事件の終わらせ方が良かった。この「ニヤリ」が何を意味するのか、幾通りも想像できるし、答えは一つじゃないだろうし、そこはこれから見続けていくなかで見えてくるのだろう。初回だからって派手な事件を扱わないのも好印象だし(原作がそういうタイプの作品ではないのでしょうが)、これは文句ナシに次回が楽しみ!。
だがひとつ。予告がダメだ。この形の予告であることが次回の話で意味を持つなら我慢するけど、毎回このひとがこの形で予告をするんならわたしは予告を見ないことにする。だって嫌いなんだもん。