『SP』最終話

つづくんですかそうですか・・・。これまでずっと堤さんの出番がすくなーい!!とブツクサ文句いいながらも最後まで見続けてきましたが、ここからようやく物語が始まるわけですね!いよいよ井上VS尾形になるわけですね!!これまで熱血なだけで尾形さんが大した働きをしなかったのは全てラストのあの不敵な笑みを効果的にみせるためだったのですね!!わたし納得しました。

で、結局尾形さんが井上の両親の殺害現場にいたのは偶然で、あの事件をきっかけにして人気取りの為にあんな茶番を計画した上結果的に一般人を巻き添えにするようなことがまかり通るこの国(政治家)を正すには自らがその現場の中枢に入り自らの手で変えるしかないと決意したってことか。で、ライフル男は尾形さんがどこまで直接関わったかは定かじゃないけど同志の1人で、西島はスタンドプレイに走った結果がアレで、勝手なことをしすぎたせいで尾形さんたちが警察内部の改革派だとすれば保守派にバレて、保守派お抱えのリバプールに自殺を装って殺されたということか。ラーメンズの人をリバプールから守りきれなかったときに尾形さん机の上の装備品なぎ払いながら怒りをあらわにしてたから、改革派とリバプールは繋がってないと思うんだよな。西島に逮捕状が出たからと改革派が尻尾切り=西島殺害を依頼したんだとしたらいやだな・・・。大義のためなら死をも厭わずなんて狂信的すぎる。でもリバプールは掃除人としてプロフェッショナルに描かれてたから依頼主がどっち側であろうとも関係なくきっちり仕事をこなした・・・っぽい気もするな・・・。
田中の上司?が「逮捕状が今日出されるってどうして分かったんだろう」「どう処理されてもいいや、めんどくせ」みたいなことを言ってたけど、公安はまた別の思惑で動いてるってことだよな。田中は尾形たちの組織のことをうっすら掴んでてるんだろうけど、田中個人レベルのことなのかそれとも公安上層部に信頼できる人がいて秘かにマークしてるということなのだろうか。個人だとしたらいずれ消されそうでまじ不安だー。田中はこのドラマ唯一のオアシスなのにー。
こういうドラマってすぐ黒幕は誰か?って考えたくなっちゃうんだけど、このドラマの場合は例えば総理だとか誰か1人がボスってんでなく、尾形さんが所属してたサークルが出発点の、危機管理能力皆無の警察ひいては日本という国を自分たちが理想とする警察・日本に変えるという大義の元に集う組織そのものが黒幕というか井上の敵ってことなのか。いわゆる憂国の志士たちって感じ?・・・ってあれ?どっかで見たような話・・・・・・・と思った瞬間気がついた。亡国のイージスとかローレライとか福井の世界だw(大好物)。

それにしても井上の両親、あれ自分から巻き込まれたってか、ナイフの前に飛び出したって感じに見えたのがなぁ・・・。あんな風にテンパって自分からつっこむんじゃなく、麻田の側にいた我が子を庇おうとしたっぽくできなかったかな。母親はまぁそういう気持ちだったんだろうなってのは察せられたけど、父親はナイフ構えてる犯人にまるで自分からナイフに刺さりにいくがごとく真正面からつっこんでったからね・・・。あれは山西にしてみりゃそんなつもりじゃなかったのに!だと思うわ。

てか1ヵ月後を描くんだったらペイント弾騒動のその後も描けよ。あれだけ大騒ぎしといて総理どうなったんだっつの。自作自演がバレて失墜したにしろ、なかったことにはさすがにできないまでもうやむやにされて結局なにも変わらなかったにしろ、総理に関してはこのエピ内でなにがしかの結果みせなきゃだめだろう。総理の存在=過去のトラウマ=井上の特殊能力だから、現在も井上の能力がなくなるどころか症状が亢進?昂進?してるってことはきっと今も変わらず総理として国のてっぺんに居続けてるんだろうなって想像はできるけどさぁ、エピソード単体の着地としてはお粗末だよな。
それにしても、病院の帰り道の眩暈っぷりからすると井上はもうかなりギリギリのところにいそうだな。尾形さんとぶつかったときに限界を超えて力使っちゃって最後は廃人に・・・ってこともありえそうだ。


SPSPはもういいかなって思ってたんだけど、このままじゃ気持ちわるすぎるから見ちゃうんだろうな。あーもうまんまと「天才金城」に釣られてる自分がいや。