- 作者: 楡周平
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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この著者お得意の近未来経済小説かと思いきや、タイトルにあるとおり、クレイジーなボーイズたちが結果的に日本とアメリカという二つの国を相手に喧嘩をしかけるという物語でした。肝というか最大のポイントはラストの衝撃であることは間違いなくて、読みながら違和感というかちょっとした引っ掛かりを覚えたところが読み終わってみると全部この衝撃に関することで、そこは素直にやられたなって感じなんだけど、
↓以下、ネタバレしてます
日本とアメリカの刑罰の違いってのがあるのかもしれないけど、量刑に関する会話だけはなんか納得いかないんだけど。あの年なら最悪殺人を犯したとしても、父親の敵討ちってこともあることだし、さほど長く“お勤め”することもないと考えそうなもんなんだけど。まぁ時間の長さは人それぞれの尺度によるとは思うけど、読み終わってみるとここが一番ギリギリの描写だったかなーと。