『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』第4.5話

曲がったことが許せない熱血(パワハラ体質)主人公が父親の死の真相を知ってもなお「恩師のために」自らの信念・正義を曲げて偽証(なんだよね?致死量の問題で毒物を飲まされたことが死因であるとは断定できないってな曖昧な言い方だったけど、実際のところそれが理由で死に至ったことは間違いないというか、柚木自身はそう確信してるわけだから、偽証したってことでいいんだよね?)するという大きな挫折・・・・・・という表現が適切なのか疑問ではありますが、法医学者としてやってはならないことをやってしまうと、この展開はそれなりに「衝撃」であると言っていいとは思うものの、そこに至る経緯、その理由がクソ以外のナニモノでもなくてなー。

篠井さん演じる極悪人が医療ミスを隠蔽したってところまではいいというか、それはあってはならないことだけどあるのが現実ということで理解するけど、十何年後にそれが明るみにでそうになったからとその事実を知る者(その場に居合わせた者)たちを次々と毒殺するとかマジでどんだけ極悪だよって話だし、被害者父は院長と相打ちとか救いがなさすぎるし、法医学研究院設立のためなら解剖結果の捏造をしちゃう元院長も同情の余地皆無だし、トオルも同じ穴の狢だし、ついに主人公までその仲間入りって、法医学研究院がナンボのもんじゃい!としか思えん。どの面下げて遺体の声を聞けだのサインを見逃すなだの言ってんだと思ったら言われたほうは思いっきりサインとやらを無視してるし、研究院を守るために死体増やしてどうすんだって話よ。

南朋さんが闇落ちしてからが本番だとは思ってましたが(それを期待してはいましたが)、あまりにも倫理観が違いすぎて闇落ちを楽しめる気がしません(闇落ちと言えばポンコツ副院長がトオルちゃんにあっさり抱き込まれてて笑ったわw。飛ばされたと思った柚木も次の回で即復帰してたし、どうせ柚木の闇落ちも長続きしないんでしょうねw)。「お前が俺のそばで見張ってろ」とかもこっぱずかしすぎるしw。とはいえここまで付き合ったんだから最後まで見るけど(見るんかいw)。