『14才の母』第10話「もう一度笑って・・・」

ストーリーの陳腐さはさておいて、ポイズンこと反町に迂闊にもウットリしてしまいました・・・・・・。爽やか馬鹿方面の役をやるときの反町の「ニカッ」って笑顔に弱い俺。ほんっと“ニカッ”って音がしそうな笑顔なんだよなぁ。小児科医のキャストが発表になった時は反町は微妙だな・・・と思ったもんですが、常に笑顔を絶やさない(ものは言い様)ところが小児科医らしかったなと。モテそうだよな、あの先生。さすがに産婦人科からNICUどんだけ遠いんだよ!?ってのだけはいくらポイズンが素敵でも突っ込まずにはいられませんでしたが・・・。

先週の予告で、キリちゃんが医者に頭下げて何か頼んでるシーンがあったんだけど、なかったな・・・。これまでほとんど感情が顔に表れてなかったキリちゃんが初めて本音を吐露してましたが、あれをもっと早く、未希が産む産まないってごにょごにょしてたときに出してりゃこんなことにならなかったかもしれないのになぁ・・・なんてちょっと思ってしまいました。それじゃドラマにならないんだけど。文句ブーブー言いながらもこのドラマを見続けてきて、一番リアリティがないというかほんと何考えてんだか全くわからなくて、それがこのドラマを絵空事にした一番の原因なんじゃないかと思ってるのが桐野智志という少年の存在なのですが、「本当は生まれてこなきゃいいと思ってた」と今更ながら言うのを聞いて、あの狼狽っぷりを見て、キリちゃんにようやくちょっと血が通った気がした。それが普通だよ。なんつって、自分の子供を見て何かが変わったのかと思いきや、あれだけ避けてたってのに、都合よく一輝編集長に頼ろうとするキリちゃん・・・。そこで何故一輝編集長よ?秘書の人とか未希のおじちゃんとか他にいるだろうに、これまで自分がやってきたこと言ってきたことなんて何も考えてない、根本的なとこは何一つ変わってないんだよな。そこらへんがキリちゃんらしいんだけど。
ていうかていうか、一輝編集長顔に似合わず字が上手いんですけど!!!オマケに万年筆の持ち方も綺麗だし、持ってる手もものっそい綺麗なんですけど!!!モエス!一輝編集長すこぶるモエス!!雑誌の編集長が今時パソコン使わねーのかよ!?と思ったけどモエス

キリちゃん母が渡したご祝儀袋が結構な厚みでございましたが、三百万ぐらいあったような・・・。キリ母オトコマエだよな。でも誓約書を破ったとこまではカッコよかったけど、公共の場所にゴミを捨ててはいけません。キリちゃんに置手紙したりなんかして、最後の最後まで思わせぶりな展開にしてくれちゃってましたが、破産宣告をするにあたって息子だけは少しでも大変な思いをしなくて済むように、父親の名前と居所を教え、お父さんと暮らしなさいってなところかな。キリちゃん母は最初から最後まで徹頭徹尾息子愛を貫いて欲しい。

1話延長したってのに、担任の先生と柳沢さんの過去がこのまんま終わってしまいそうで不安です。ある意味そこが一番気になるところなんだけど。