『セーラー服と機関銃』第4話「愛した組員の死」

もうベッタベタな展開なのに、あれだけ武をボロクソに言ってたヒデの「アニキィ〜」はやばかった。そしてボロッボロ泣く佐久間さんにまたもやハートを撃ち抜かれました。無駄にゼーゼー言うわけでもなく最後まで武らしい終わり方で、やっぱこのデブ(愛を込めて)上手いな。佐久間さん以外の組員はさほど掘り下げられてはいないのだけれど、それでもなんかすっごい愛着を感じちゃってるあたしがいる。だからせっかく武が身体張って「組長、逃げてー!」言うてるのに、おろおろしてただ突っ立ってるだけの泉にめっちゃイライラしたわ。わざとらしく武の目の前で浜口組からの電話受けて復唱してるしさー、自分ひとりじゃなんにも出来ないくせに勝手な行動取った挙句、表の世界に戻ろうとしてる組員が犠牲になるなんて・・・。しかもヘロインと目高組は直接関係してないし。そりゃ最後に武は誰の為でもなく、大切な組長の為に役立つことをしたことで満足だったんだろうけど、そうまでして守りたいほどの組長には見えないところがちょっと微妙。

これって一応設定は現代ってことでいいんですかね?暴対法とかいろいろ厳しいご時勢なのに、安易に刃物を振り回し、弾みとは言え殺人を犯しまでしたってのに、結局ヘロインのありかを吐かせるわけでもなく、すごすごと引き下がる浜口組の詰めの甘さに若干ガッカリ。これで犯人が自首するとかそれらしき描写が(ちょっとだけでいいから)なかったら、いくらリアリティを語るドラマじゃないとは言え、ちょっとマズイと思う。
ていうか小市さん演じる刑事さんはグルなの!?悪い刑事さんなのですか!?

吊るされた泉のスカートが捲れないようにと妙な縛り方としてましたが、むしろお尻の形が分かってしまうようなあの縛り方がエロかったです。でも泥だらけの水(コンクリートかと思った)に漬けられたにもかかわらず、ラストシーンでは綺麗なセーラー服でした・・・アハハー。それから、武は面接会場ではスーツの上から法被着用だったのに、泉を助けに来たところでは完璧にさらし巻いてらっしゃいました。い、いつの間に!?・・・アハハー。

泉パパの恋人役の人、あれなんとかなりませんかね・・・。なんであんなに態度偉そうなんだ?ちょっと気だるいいい女ぶってるのかもしれませんが、泉の家に乗り込んできて「今日から一緒に住むから」なんて勝手なことを言ったときのカッコがさ、妊婦!?もしかして妊婦なの!?ってぐらい膨張して見える丈も微妙なワンピースでして、とにかくあの人が出るシーンでゲンナリしちゃうんですけど。ええ、思いっきり私情が混じってるのは承知の上です。どうやらあの人の父親が緒方拳っぽいし、更に出番が増えそうな気がする。やだなー、あの人でると途端に醒めちゃうんだよな。ここのキャスティングだけは心の底から残念です。

これから目高組の組員たちが一人また一人と死んでいくんだと思うと哀しくてたまらないので、今回はあえての文句タラタラ感想で。

今週の蘭丸たん。リンゴでハートマーク作ってました。そしてそれを愛する組長に払いのけられキヤァァァァー!て叫ぶ蘭丸たんには癒されました。