味いちと任侠SP

年始から連日2時間(越え)SPドラマとは、すまっぷさんまだまだ健在ですね!
ていうか坊ちゃま売れっ子!!両方たいして出番(セリフ)なかったけど^^。


味いちもんめ
中居くん頑張ったなー(笑)。
当時はいいけど今はいっぱしの料理人でありそれなりの「大人」になったってことなわけだから、髪は黒くすべきじゃね?とは思ったけど、それでも中居くん頑張ったなー(笑)。この中居くんはやっぱ好きだわ。
バリバリアイドルだった(笑)当時の中居くんを筆頭にEDの過去映像見ながら出る人出る人「わっか!わーーっか!!」言いまくりだったんだけど、柳沢慎吾だけはほとんど変わらないのも面白かったしw。慎吾ちゃんのなんだったっけな・・・「かまいたち!あイヤ、おまえたち!」だっけな?wくっだらないネタに思わず噴出しちゃったw。
てかEDの映像見りゃ一目瞭然なんだけど、キャストがみんなそれこそ同窓会感覚で楽しんでるんだろうなーってのがドラマの隅々から伝わってきて、この十数年間多分誰一人味いちのこと考えたりしてなかっただろうにwそれでもあの頃の空気感のまんまそれぞれの十数年後ってのを演じてて、見てるわたしもまるで同窓会気分でほんっと面白かった。喧嘩に土下座、熊野の親方にお前は俺の弟子だろうと言われ伊橋が猛ダッシュする姿にら・ら・らが被さり当時の映像が流れるのとか自分でもちょっと驚いてしまったほど胸が熱くなったもんなぁ。
てか当時のドラマってタイトルと内容と主題歌がちゃんと結びついてるというか、主題歌もしっかり“ドラマの一部”になってたよなーと思った。最近のドラマの中で果たしてどれだけ十数年後に続編が出来て、当時の主題歌当時の映像が通用するものがあるだろうかってな。奇抜な設定とか衝撃の展開とかもいいれど、こういう何の捻りもない真っ直ぐな定番展開ドラマっていいよな、やっぱ。本気出したいっけいが親方の味をしっかり受け継いでるってところを見せて再建の足がかりが出来る・・・ってんでなく、次の世代が新しい可能性を見せたことで未来に繋がるって展開もとても良かったと思う。
でもだからって連ドラにはしなくていいです(笑)。なんとかキャストに都合つけてもらって何年かに1度スペシャルとして作り続けて欲しいわ。


会見でしどろもどろになる母親の言いなりでシスコンの坊ちゃん坊ちゃま(笑)が非常に可愛かったです。坊ちゃまスーツ似合うわー。


任侠ヘルパー
連ドラはどちらかと言うと任侠<ヘルパーだったのに対し、SPは思いっきり任侠>>>ヘルパーだったせいかなぁ・・・イマイチ座りが悪かったような。実際タイヨウは開店休業状態だし彦一さんはしがないイカサマゲーセン店長だしってんでヘルパーとして描きようがなかったんだけど、それにしたって冒頭の孤独死とかもしもしダイヤルとか、そういう“社会問題”の扱い方ってか、ドラマなりの落とし所ってのが中途半端だったなと。別にそういうものを求めてるわけではないし、この先定番コンテンツとして育てるつもりマンマンのようなので、今回は羽鳥さんを死なせ、成長に伴い使いづらくなるであろう涼太と『別れ』させることで「第一シーズン完」といった意味合いとして作られたスペシャルなんだろうなってのは分かるんだけど、そういうものの描き方が上手かったから連ドラがドラマアウォードに選ばれたのだと思うのね。だからそのバランスは崩して欲しくなかったかなーと思いました。
とは言えこの作品はなんといっても『任侠の』翼彦一という男のカッコよさが最大の見所なわけだから、今回は任侠色が強い話になりましたってんならそれはそれでいいとは思う。思うのだけど、だったら残りの人生を支え共に生きると決めた女のために「好きなように生きて、好きなようにくたばるだけだ」ってんなら、彦一さんが命捨てるために乗り込んだ樽川コーポレーションだっけ?そこでどんだけ暴れたのか見せろよと、有起哉の会社がどうなったのかぐらい見せろよと。わたしはラーメン屋のオヤジにあれだけの説教されながら、それでもなお愛する女のために選んだ「堅気」としての生き方を捨てると言い張る彦一さんの気持ちが分かる気はするけど納得がいかなくて、おまけにそんな彦一さんに今も任侠の世界に生きる三樹矢や足こそ洗ったけど業界には片足突っ込んだままっぽいむぐむぐ(六車のことですw)、組長に「堅気に勝手なことさせるな」と命じられてる和泉がついていくのはともかくとして、五郎までノリノリでついていこうとしたのが地味にショックだったんだよなー。あれだけ必死で止める晴菜ちゃんを振り切り、黄色のユニフォームを脱ぎ背中の彫り物を見せつけるようにして出て行った五郎は、結局任侠の世界で生きる男ってかさぁ・・・五郎ですら堅気にはなれないのかな・・・って。タンクいっちょになった背中が生気に溢れてるように見えたもんなぁ。てか彦一さんにはせめて五郎のこと殴り倒して「お前には関係ない」と言ってやって欲しかった。
連ドラ時から結構シビアな現実を見せるドラマであり、そこが好きなところではあるんだけど、だからヤクザがそう簡単に堅気の水には馴染めないってのはリアルってかさ、連ドラ時から続くこの作品の世界観という意味ではアリな展開と言えるのでしょうが、それならば(元)隼会組員全員が選んだ手段の過程と結果を見せて欲しかったと思う。一応全員命を落とすことなく包帯男程度で済んだようですが、一旦は手打ちした案件を堅気とは言え元組員がぶち壊しにしたわけで、彦一さんと樽川の間で勝った負けた、シマを返す返さないの話ではないだろう。ていうかこの件に関しては100%隼会に非があるわけで、例え彦一さんが「勝った」としてもはいそうですかとシマを返すはずないと思うんだよね。そうならなかったからこそ彦一さんは涼太や仲間を置いて街を出て行かなければならないってことなのでしょうが、彦一さんがしたことは隼会が潰れてもおかしくないぐらいのことだと思うんだよな、それこそ「任侠」の世界においては。それだけのことをやった(んだろうなー)ってことを見せておきながら、この“その後”の描き方はちょっとなぁ。孤独死はともかくもしもしダイヤルに関しては樽川のシノギなわけでさ、シマは取り返せなかったし隼会は鷲津に詫びを入れかなりの弱体化、組長にケジメだからこの街を出て行けといわれた彦一さんでしたが、でももしもしダイヤルだけは潰したぜ!とかさ、せめてそういう結末には出来なかったのかなー。
ていうか二本橋とりこの行動はあれ何だったの・・・・・・?。マツケン組長が荒事は絶対禁止!って通達する理由も分からんし、下はヤイヤイ突き上げてくるし何より自分自身が爆発寸前であろうりこが苦肉の策として自作自演を思いついたんだとしても、それに二本橋が加担したってのが理解不能だわ。二本橋はそういうことを許す男じゃないだろう。二本橋がそういう卑劣な手段を選ぶしかないほどの状況だってんならそこを組長でも和泉の口からでも説明すべきだと思う。せめてミキサー車をラーメン屋に突っ込ませたくだりだけでも説明して欲しい。あれは樽川に捕まったりこの部下が脅されて言わされた“鷲津の奴らが武装して集まってる”のがあのラーメン屋ってことだったんだと理解したんだけど、本当にそこがアジトなのかどうか確認しなかったのかよ?と思うし、自作自演で抗争を起こそうとしたものの相手に傷を負わせるどころか結局樽川にいいように操られて幹部が二人逮捕されただけという情けなさ過ぎる結末でしかなかったわけで、そこいらへんもとにかくモヤモヤするわー。自作自演中の飼い主による壮絶な物音に怯えまくりのりんごが組長に引き取られ可愛がられてるのは唯一の救いだったけど、つーかなんであんたそんな穏やかな顔してりんご撫でてんだよと!あんたがハッキリしねーのがそもそもの元凶だろうがこのハゲェ!!とか思ったからね(笑)。
つーか一番の不満はりこが自作自演の相談相手に選んだのが哲司じゃなかったってことなのよ!!何より一番納得いかないのは哲司→のメイサの「お嬢ちゃん」呼びがなかったことなのよおおおおお!!!。もう名実ともに立派な組長ってことなんだろうからいまさらお嬢呼びとかしねーよってなことなんだろうけど、二人っきりで(そうよ!二人っきりのシーンがないのも不満すぎるわよ!)自作自演話を持ちかけられ「お嬢ちゃんだと思ってたあんたがそんなことを考えるようになるとはな。あんたの命令とあらばなんでもやるぜ、組長」とかさ、いくらでも言わせられるじゃないのさっ。そういうのが見たかったのにいいいいっ!。


インテリヤクザ有起哉は理想のインテリヤクザすぎてときめきのあまり禿げそうでした・・・・・・。顧客ファイルで彦一さんの頭をぽかぽか殴るのとか、デスクライトを背後に向けるスマートな粗暴さとか、めったくそカッコよくてめったくそ怖かった。まさにわたしが思い描く理想のインテリヤクザ。これに比べたらむぐむぐとか子供の遊びだわ(笑)。カチコミ後の樽川がどうなったのかをハッキリと描かなかったのは続編で描けるカードをできるだけ多く残しておこうという意図があってのことだと思うんで、またこの素敵なインテリヤクザを拝める可能性があること自体は喜ばしいことでございます。はぁ〜〜〜っ、この有起哉に頬をファイルでペチペチ叩かれながら「泣いてんじゃねーよ。お前の身体なんざもう売りモノにならねーんだよ」とか言われたい・・・・・・。


樽川のとこへカチコミに行くと言い張る彦一さんに続く五郎たちを見て「しゃーねーなー」って顔でネクタイを緩める坊ちゃま和泉に悶えまくりました。坊ちゃまスーツ似合うわー。