『神はサイコロを振らない』第7話

待ちに待ってた神蔵夫妻メインエピ。娘が来てくれた途端アテテテテ・・・と都合よく腹痛を起こす神蔵先生ことベンガル。イジメが盛んな時代だというのに、転校生をマラソン選手に抜擢してしまった空気の読めない神蔵先生ことベンガルベンガルが出てるだけで嬉しくなるのはなぜだろう。そして神蔵先生が10年間の時を経てもなお(神蔵先生の実感としては小学校時代のままだろうけど)執着する美青年・綾瀬くんことしろたん・・・・・・。ベンチに座って文庫を読む横顔ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン★綾瀬くんを探しにいったヤッチがちょっと「綾瀬くんってどれ?」って尋ねただけで発見できるのも分かるってもんですよ。普通なら、あんなに速攻見つけられるわけがねー!って突っ込むところだけど、あんだけオトコマエならさぞかしモテモテで有名なのだろう。10年前のイジメがどれだけキツかったかそれは想像するしかないのだけれど、402便のことを知っていて、消えてしまうかもしれないことも知っていて、しかも先生は病床にあることも聞いてなお会いたくないという綾瀬くん。あのオトコマエの中にそんな過去があるかと思うとまたまたハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン★

偶然現れた友達を替え玉にどうですか?という綾瀬くんの提案をしぶしぶであろうけど受け入れたヤッチにはちょっと引っ掛った。ヤッチってそういうことする人だっけ?嘘ついてまで喜ばせるのは違うと思うとか言うタイプだと思ってたんだけど。結局、感謝され褒められ嘘の重みに耐え切れなくて本当のことを話すぐらいなら、んなこと最初からすんなよと思った。そういう嘘はどんなに自分がキツかろうが悪者になろうが、最後までつき通さなきゃダメだろ。その覚悟もないのなら、思い出してしまうから会いたくないけど、「先生に言われたことがきっかけで今も走り続けてる。好きなことがあれば強くなれると言われたことを今も覚えてる」ということをそのまま伝えればいいわけで、その上で先生が望むならば遠くから練習を見せてあげればそれでよかったんじゃないかなぁと思うんだけど。綾瀬くんも綾瀬くんで、替え玉立ててまで会うことを拒否したくせに、頭を下げるのはともかくニッコリ笑って手を振るぐらいなら素直に会ったれやー!と。本来であれば、10年後も陸上を続けている教え子の姿を見ることはできないはずなのに、神様のいたずら(というには酷すぎるシチュエーションだけれど)によってその姿を見ることができた。神蔵先生にとっても、あの頑固そうなダンナを支えた奥さんにとっても、それは神様からのプレゼントであったのだろう。とてもいいエピソードなのに、そこまでの展開がかなり無理やりな感じがしてちょっと萎えた。なんでもかんでもテツとアッチ絡ませりゃいいってもんでもないですよ。そこは先生親子と黛さんだけでいいじゃないか。
雨の中走る綾瀬くんは最大級のハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン★でした。そのフォームはどうなの?と思いましたが、あんまり鍛えてなさそうな身体がすこぶるよろしかったでございます。
先週、アッチは会いたい人とかいないのだろうか・・・?という感想を書きましたが、今週ついにアッチの会いたい人が登場。また長谷川か。地味な顔を生かして好青年ぶってた10年前。現在はと言うと、「えぇぇ!?」とか「俺がぁー?」とか上目線な言い方がムカつかせてくれます。そんなにカッコよくもないのに、こいつ自分のことカッコイイと思ってんだろうなーとか、今時「スッチー」て!という勘違い感がプンプン。
そんないけ好かない男に「ブラボー!(これちょっとツボった)」と言い返し、どんよりするアッチにかけたヤッチの言葉が結構沁みました。「お客様のために一生懸命働いたって、褒めてはもらえない。それは仕事だから。亜紀はあの時自分の仕事をしただけ。自然に笑顔で自然に励ました。あんたはしっかり仕事をしてた」そうなんだよなぁ。感謝を求めちゃいけないんだよ。それが仕事だからな。とサービス業に近い俺は、改めて思った。まだ10年も働いてないけど。
来週は、機長さんやテツやアッチの家族のことなど、気になっていたことに触れてくれそう。映像ではなく会話で済まされちゃうとは思うけど。あと2話。残すはテツが思い出した積乱雲の側にあった黒点をネタにカトちゃんと甲斐兄弟の活躍と瑠璃子のコンサートかな。だっちゅーのコンビはどうなんだろう。ステージに立ってネタやりたいという願いを黛さんが叶えられるとは思えないしなぁ。残りすくない時間だから、もうこれ以上触れなくてもいいんだけど。瑠璃子を強く抱きしめる母親の図は感動的だった。あれだけわだかまってた親子を歩み寄らせたのはホームレスの親父、それも鶴見辰吾だってとこがポイント。ラストは瑠璃子のコンサートに関係者全部集合して、瑠璃子が最後の曲を弾き終えた瞬間、光につつまれながら消えて、ハッとして隣を見たら402便の乗客が消えてるとかだったりして。俺の頭のなかベタすぎ。