『神はサイコロを振らない』第6話・the 6th day

ああああ、もどかしー。
姉弟のシーンはすっごく良かった。自分とテツのことを気にして余計なお節介を焼いたり、402便のことをホームページで煽ったりする弟を不可解極まりないという姉。それに対し「自分にじゃなくてもいいから何かすごいことが起きないかなーと思ってたら402便が帰ってきて、自分には直接関係ないけど姉ちゃんには関係あって、それが僕的にはいい感じの距離感で、それで人と繋がってる気分になれたんだよね。本当は、僕なんて誰とも繋がってなんかいないのに。色々あって大変だろうけど、姉ちゃんのこといいなぁーって思うよ。テツさんのこともさ」と、突然3年分ぐらい語り始めた弟。(ホームページ作った理由がイマイチ納得いかない。なんかすごいこと起きないかなーっていわゆる愉快犯みたいなもんなんだろうけど、それが402便に関することだったことの説得力にちょっと欠ける。)そんな弟に驚きながらも「あんたも今から友達と恋人を作って、時空を超える飛行機に乗せて、そのあと10年たってまたその飛行機が現れたら私みたいな日々を送れるよ」と答える姉。お互いかなり残酷なことを言ってるよなぁ。姉がこれまで淡々と過ごした10年を本当の意味では分かってない弟、社会と上手く折り合えない、もしかしたら他人と上手く付き合うこともできないのかもしれない弟に「友達と恋人を作って」という姉。でもその容赦のなさが姉弟らしくて、先週突如としてタイマンビンタ対決をしたからこそこういう時間に繋がったんだろうなぁと思った。そして昨日からピアノを再開した弟。そして「途中までは行ったんだよ。会いたくて、走ったんだよ。男が待ってる遊園地にタクシー飛ばすなんてさ、びっくり、びっくりだよねー。」と姉。決して盛り上がるようなシーンじゃないんだけど、すごく自然ですごく暖かくて前向きで、ふんわりほっこりした気分になった。(何年弾いてないのか定かじゃないけど、いくら久しぶりに弾いたからと言ってもあのレベルでプロは無理だろ・・・といいシーンなのに気になったけど。)

ただなー、やっぱりそれ以外が薄いんだよ。だっちゅーのコンビの話し合いはどうなってんの?駆け落ちかと思ったらヒッタクリ犯だったアホカップルとテツは何を話したの?ちゃっかり友達に会ってたらしい航星くんは、友達と会ってどんな会話をしたの?どんな気持ちだったの?それに対してピアノしかなかったから会うような友達なんていないという瑠璃子の人生はどんなだったの?とかさ、いろいろともったいなくてもどかしい。つーかベンガル夫婦でねーし。もったいないといえば尾美ですよ。どんどん出番少なくなってる気がするんですけど。東洋航空代表の大屋本部長こと一徳と慰謝料の交渉をする甲斐さんの凛々しいこと・・・ウットリ。ラス前あたりに甲斐兄弟メインエピが来ると信じてます!!!って毎回おんなじような感想書いてる気がするぞ。

坂倉の「生仮面夫婦初めてみたー!」とアッチと菊坊の息のあった「むりむりむり!」とカトちゃんの「大変危険な知能指数だ!」は面白かった。武田真治めちゃイケ効果なのだろうか、こういうちょっとアホなんだけどでも自意識過剰みたいな役もハマルんだなぁ。むしろこういう方が魅力を感じる。


で、予告は??