『神はサイコロを振らない』the 3rd day

うわぁ、菊坊がサイト運営者て!!!超びっくらこいた。つーかどっから情報得てたんだよ!菊坊は単なるアッチ対応恋愛要員だと思ってたのに。あののほほんとしたぼんくらっぷりの背後に影があったりするのんかー!?その前のヤッチとアッチのやりとりや、ヤッチがテツに「おかえり」ていうのに柄にもなくしんみりホッコリしてたところだったので、衝撃倍増。402便の乗客と周囲の人々の関係だけでなく、更に一ひねりありそうだなこりゃ。

菊ちゃんネタの衝撃で忘れそうになったのですが、柚子の娘が可哀想すぎる・・・・・・。母親が出てったことを大人らしい舐めた言い方で誤魔化そうとするいかにもダメ男そうなラーメンズ父に対して、淡々と的確な状況把握っぷりを披露する娘。えんたつあちゃこに持ちネタのことまで知っていて、しかもその意味までも分かってそうなところが健気というかなんというか。きっと柚子はいなくなってしまった先輩と叶えたかった夢の話をよく娘に話してたんだろうな。そして娘は夢を語るお母ちゃんが大好きなんだろうな。誰よりもお母ちゃんのことを理解していて、だからこそ「お母ちゃん、もう帰ってこないかもしれない・・・。」って思うんだろうな。そんなダンナと娘をほっぽらかしたお母ちゃんは道の真ん中で「だっちゅーの!」3連発だもんなぁ。思い出すと泣けてくるわー。噂には聞いてましたが、あの子ほんとにスゴイわ。

毎回1人(1組)の乗客にスポットを当てて描くのかと思ってたのですが、どうやら平行して描くみたいだな。まさか瑠璃子あれだけじゃないだろうし。今回はようやくアッチとヤッチ、あとテツの心が通じ、現状というか8日後に消えるという事実を認識したということで良かったと思うんだけど、もうちょっと各乗客にも時間を使って欲しいなぁと思った。10年前は何が流行ってたっていうのはもういいかな。懐かしネタで食いつく人はもうあらかた食いついただろうし、さすがにあの歳・・・って何歳でアレやったのか知らないけど、なめ猫はないだろ。まぁそれをアッチのメイド服に結びつけるのは上手いと思ったけど。せっかくいくらでも広げられそうないいキャラクターばかりなんだから、乗客達の話をしっかり描いて欲しい、特にベンガル。防犯ベル鳴らされてたし・・・あうーベンガルに弱い俺。あと甲斐兄弟な。普通にカッコイイ尾美久しぶりなんでー。

大切な10年間をヤッチと共に過ごせなかったことが悔しい。残された時間をヤッチの為に使いたい。そんな風に言える友達がいて、そんな風に言ってくれる友達がいて、それってどれほど素敵なことなんだろう。10年付き合ってる友人はいるけど、あたしはそんな風に言えるだろうか、言ってもらえるだろうか。胸がちょっとチクリとした。