『1リットルの涙』 最終話

うわー、なにこの人達。
亜也の言葉は沢山の人になにかを与えた。1年経った今も、亜也はこんなにも沢山の人の中で生きている。そういう意図なのは分かる。亜也(木藤亜也さん)がすごかったってのは、このドラマを見続けた人はみんな充分分かってる。それなのに、わざわざ水野先生に「すごかった」と言わせ、突然どこからともなく健康な人や車椅子の人、老若男女がみんな手にガーベラを1輪持ってワラワラと現れた瞬間、言い方悪いけどドン引きでした。どうして最後の最後でこんな陳腐なことするかなーって。しかもあからさまにエキストラなんだもん。なんでそんな場所にぽつんとお墓立てるかなぁ。妹や弟は?東高の友達は?そして遥斗さんは?と思わずにいられません。その寸前までが最高といえるぐらい良かっただけに、そして最後の亜也と遥斗さんの笑顔が素晴らしかっただけに、ドラマとしてもったいないなぁと思う気持ちは否めません。

それでも、最後の最後がアレであっても、この物語の重みは変わらないし、池内家の人達(がんも含む)や遥斗さん、そして亜也が素晴らしかったことは変わりません。エンディング写真の圧倒的な説得力が全てでした。途中何度も「なんでわざわざこんな辛い話見てるかなー」と思いましたが、SPドラマであったならかわいそうだけで終わってしまうかもしれないところを連続ドラマとして作ってくれたことで、健康の有難味だったり、大きく言えば生きる意味みたいなものを、考えさせられた。


とまぁ中学生の感想文みたいなことを書きましたが、一番言いたいことは、遥斗さんがオトコマエすぎでしたということ。なんだかんだ言ってもやっぱオトコマエっすよ。遥斗さんの存在がなければ見続けられませんでした。がんもと遊ぶ遥斗さんやパンダ目の遥斗さんや雨の中疾走する遥斗さんや立ち聞きプロフェッショナルな遥斗さんや泣き崩れる遥斗さん、そしてあの告白シーン・・・全てが素敵でございました。ドラマっ子達の評判もいいみたいで、我がことのように誇らしいです。しょい!から続けて、ほんとよー頑張った。どんどんとゲッソリしていく錦戸さんに胸を痛めつつも、そういう話じゃねーぞ俺!と思いながらも、遥斗さんモエーッスと思わずにはいられませんでした。ほんといい役貰ってよかったな、錦戸さん。