『1リットルの涙』第七話

今回は次回への助走ということで。
これまで、心の中では葛藤しまくってるのだろうけど、それでも表面上は病気を受け入れ、明るく振舞ってきた亜也が示した自分の意思。病気になったことでいろんなことを諦めて、その上残された友達と過ごす時間や進学(将来への)の夢まで諦めたら、自分が自分でなくなってしまうという亜也の気持ちを思うと、仕方がないという言葉を簡単に使ってはいけない気持ちになるけれど、でも、他のクラスと授業の進行具合に差が出ることに対する不安や不満を、クラスメイトやその話を聞いた親が感じたとしても当然だと思うわけで、やっぱり仕方がないことだよなぁ・・・と思う。保護者会で吊るし上げのように責められる潮香さんには同情するけど、あの場に自分がいたらきっと、潮香さんの言い分を積極的に支持することはできないだろう。毎週毎週、自分の狭さを思い知らされる。頑張りたい。

遥斗さんはまたもや“偶然”潮香さんの熱弁を聞いてしまいました。正直またかよ!と思いますが、理想の王子様なのでいいんです。いいんですよ。池内家にお夕飯をお呼ばれした遥斗さんの「お父様はご在宅ですか・・・?」ワロタ。池内家inすき焼きシーンは、とても楽しげで暖かな分、このドラマの中で最後のほのぼのシーンになりそうで、切なさを感じてしまいました。父ちゃんにバッシバシ叩かれながらもお豆腐の上手さにニッコリする遥斗さん、がんもと遊びながら(ちょっと嫌がるがんも)「本当にいい家族だよな」と寂しそうに微笑む遥斗さん、亜也(池内家)と接することによって段々と表情が豊かになってきて、なんだかホッコリ。廊下がギシギシする音が好きだという亜也の言葉を思い出し、1人廊下をギシギシ鳴らす遥斗さんの背中は猛烈切なかった。背中で演技が出来る男、錦戸さん(言いすぎ)。


来週は「タレ流し(錦戸さん談)」だそうで、今回が比較的抑え目だった分、号泣な予感でございます。タレ流しってぐらいだからもっとダーダーなのかと思ったら、どエライ美しい泣き顔でなんかもうどうしたらいいかわからーん!どうもしなくていいんだけど。まりとの喧嘩→仲直りという今回の伏線もあるわけで、次回の転校シーンはマジ1リットルかも・・・。

今回一番「!?」と思ったこと。すきやきのお豆腐は焼き豆腐って決まってるんじゃないんですか!?