- 作者: 真保裕一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: 単行本
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雪山にかける男のロマン祭り。それほど読んでいるわけではないですが、山にまつわる物語を読むたびに、山って一種麻薬みたいなもんなんだろうなぁと思う。その魅力に全く縁のない私には、山にかける情熱も執着心も全く理解できないし、雪山の辛さも当然想像できない。だから「ホワイトアウト」のようなエンターテイメント作品でもなく、何らかの謎があるわけでもない淡々と描かれた雪山男物語を読んでも「ふーん」とか「へぇー」としか思えない。しかも、どれも女が絡んでるのですよ。命を懸けてまでも山に挑む男とそれを待つ耐える女の図、なのですよ。こういうのってやっぱり男のロマンなんだろうな。