『不機嫌なジーン』最終話

フッツーに終わりやがった。初回のロンドンシーンのまんま終わりやがった。びっくらこきましたよ。オダギリさん目当て以外のなにものでもないので、教授と仁子がくっつこうが別れようがどーでもよかったにも関わらず、あの終わり方にはえぇぇぇ!?。ここまで(スベリまくりつつも)ラブコメやり続けてきたのに、このシリアスラストはなんですか。ドン引きですよ。
視聴者に解釈を委ねるようなラストにするのはいいと思うけど、これはいくらなんでもすっきりしなさすぎ+後味悪すぎ。最後の仁子の涙はなんなのよ?全話見たとはいっても、オダギリさん登場シーン以外は鼻ほじりながら見てたぐらいでしっかり見てたわけではないから、見落としとかあったかもしれないし間違った見方してんのかもしれないけど、後悔してるように見えた。愛する男との結婚よりも仕事を選び、そしてその仕事で認められ、ちょっとした瞬間に思い出の曲が流れてきてちょっと感傷に浸る・・・それは分かる。けどあの泣きっぷりはしっかり後悔しまくってるようにしか見えない。しかも、その前では2年ぶりに偶然会った教授には素性の定かじゃない女が寄り添っていて、秘書のように見えなくもないけど、あれは妻もしくはそれに近い存在なのではないか?というシーンがあったりしたせいで、しかもしかも、教授はサッパリしていたというか憑き物が落ちたみたいな顔してて、なんていうか、ザマミロこの自分勝手女!としか思えなかったのですよ。久々に見た「月9」だってのに、このイヤーな後味どうしてくれんのよ。くっつかなくてもいいけどさ、せめて前向きなラストにして欲しかった。あなたの泣き顔は充分堪能しましたから。
神宮寺教授が言った「物事を考えすぎる人は幸せになる確率が低い」って言葉は響いたな。好きだけど自分の夢を諦めきれないだとか、ここで辞めたら自分が自分でなくなちゃうだとかウダウダ考えてた仁子は、研究成果が認められ成功したように見えるけど、でも幸せとは言い切れなくて、深く考えずにその場の勢いってかノリで生きてきた神宮寺は結婚と仕事を両立させ、しかも子供まで産んじゃって、幸せの絶頂ってことでしょ。なーんかリアルな現実見せられた感じで、効きました。こちとらそんなつもりで見てたんじゃないんですけど・・・。喧嘩売ってんのかと思ったもん。
始まる前はキャスト見て、期待したんだけどなぁ。完璧に無駄遣いでしたね。まぁ、オダギリさん的には株を上げたというか、なかなかよろしい役どころだったのでそれはよかったかな。ちょっとやんちゃでほっとけないタイプという、見たまんまなオダギリさん久々でしたし、エンケンさんとも絡んだし。これで連ドラに出演するオダギリさんも見納めなのかなぁ・・・と思うと感慨深いものがあったり。あの黒いニット帽(モヒカンみたいなヤツ)何度か登場してましたが、お気に入りなんだろうか。猛烈素敵でした。何故に諫早湾問題だったのか・・・というかあのネタは必要だったのか?・・・と思わなくもないですが、漁師姿ってわけでもなかった気がするけど、こ汚いながらもオリジナリティ溢れるオサレファッションは堪能できたのでよいですよ。
オダギリさん以外のキャスト、特に研究室のスタッフはもったいなかったなぁ・・・。鍋食ってただけですからね。陣内も中途半端な扱いだし。最後の最後で実はいいヤツでしたってなんだよそりゃ。さっちゃんも花屋もかわいそうな扱いだし、かわいそうと言えばムシオこと黄川田ですよ。前半は「なんだよあの韓国顔!」とか貶しまくってましたが、終わってみれば一番の犠牲者は彼ではないかと・・・。もうパッとしたお仕事来ないかもしれないけど、Vシネなんかもあるし、けなげに頑張って欲しいと思います。


で、次回。
キム様ドラマの予告を見た友人が一言
「ホリじゃん」
それ言っちゃダメー。


ジュニアの子がキム様と予想以上に絡むっぽいので今からソワソワでございます。