殊能 将之『キマイラの新しい城』

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

あ〜読み終わっちゃったよ。殊能先生に会えるのは年イチだけっ!・・・妙なテンションにもなるっつーの。だってすんごいおもしろかったんですもん。エドガーさん可愛すぎ。エドガーさん(750年前の人)から見た現代の描写がオモロすぎ。ロポンギルズて書くとどこかの王国みたいだ。バイクという名の馬だと思うと疾風ってな感じでカッコイイぞ。この人のこういう遊び感覚ってやっぱイイ。石動モノだし普通じゃねーだろうと思ってたけど、現代の事件は逆に普通すぎて、雰囲気に騙されてたぶんズコッてなるのもまた石動的。アントニオは相変わらずいいとこ持ってくなぁ。超好きアントニオ。読み終わってからすぐ感じた時を越えた友情ってか人情の素敵さを素直に受け取っていいのだろうか。この世界の楽しさを知ってしまったエドガーさんは、この後あらゆる人に乗り移り、困った人になりました、とかそういうオチなのだろうか。殊能さんだけに悩む。あ、あとお城の絵がなんか拙いな・・・なんて思ってしまったのですが、まさか先生直筆!? とか思った。早く来年にならないかなぁ・・・。