「
イン・ザ・プール」に続くトンデモ
神経科医 伊良部の短編集。やー和みます。電車の中で笑うのを我慢するのがちょっと大変だった。特に
“大井１丁目”→“天丼１丁目”っての（読んでないと分からないけど、ほんと笑うからココ）。前作は、割と普通の悩みごとを抱えた普通の患者だったから伊良部の変態というか常識っぱずれっぷりが暴走してたけど、今回は患者もヘンな設定になってるせいか伊良部パワーは若干薄め。いや、２冊目にして慣れたのかも。まぁ全て予定調和というか結末は見えてる話なのですが、短い中でもちゃんと人物背景が描かれていて、精神科を訪れる理由となる悩みの元はリアリティがあったりする。それだけに、結末はちょっと感動もしたりして。あと今回ツボだったのは、露出狂のセクシー看護婦マユミちゃんの愛読書が「ロキオン」だってこと！！これ最高。ちょっとだけ心が疲れた時に読むといいかも。でも絶対前作から読むべし！装丁も凝ってますよ〜、キラキラしてます。
