『仮面ライダードライブ』第42話「女神の真実はどこにあるのか」

あー、なるほど。超進化目指して「真実の愛」を模索していたメディックは、自らの内にある「ショウへの愛」を無意識に理解し、ゆえに犬を飼ったと。だからブレンさんにおしっこかけたメディックの“飼い犬”はあんな中途半端な犬齢のわんこだったのか。わたし納得。
メディックがいつからわんこ飼ってるかの説明はなかったけど、今までわんこの存在は全く感じられなかったから多分つい最近なのではないかと思うの。だってもし2.3か月の子犬のころから飼っているのならばブレンさんはもっと早くに世話させられてたはずだもんw。で、あそこまで育っちゃうと買い手ってつきにくいんだよね。メディックがどういう手段であのわんこの飼い主となったのかもわからないけど、わんこの一生のうち最も手がかかるわりには成長期で顔面間延びしてあんまり可愛くない時期のわんこを引き取ったメディックは実は悪い奴じゃないと思う。思えるようになりました。だって犬好きに悪いひとはいないもん!(つーか現さんがわんこ飼う気マンマンになってたけど、刑事なんて不規則かつ激務な職業に就いていながら単身でわんこを買うのは無理だよね。ということはやはり現さんは妻子持ちということなのだろうか・・・)。
でもメディックは蛮野改めゴルドドライブの操り人形になってしまったわけで・・・わんこどうなっちゃうんだろう・・・・・・。
てっきりハート様に「消えてくれ」と言われ身を隠すことになったブレンさんの隣にわんこがいて、孤独なブレンさんの支えとなってくれ二人の間にはいつしか友情が芽生えるんだと思ってたのに・・・・・・・・・。
ていうかここへきてブレンさん争奪戦が繰り広げられることになりそうだなんてゾクゾクしてしまうのですが(帽子とマスクでベタな変装するぐらいなら別の人間の姿をコピーしたほうがいいんじゃないか・・・?ってなツッコミはしない方向でw)、わんこの心を持つメディックに同情して思わず泣いてしまったブレンさんは争奪するに相応しい可憐さでした。
ブレンさんはこれまでに受けた数々の仕打ちを思い出しつつ「あのメディックを憐れむとは」ってなことを言ってましたが、メディックの「愛」はわんこの忠誠心だったんだもん、その気持ちは尤もよブレンさん!!。
そしてそんなメディックに触発されて霧子への想いを自覚したチェイスもやっぱりわんこだと思うのw。


自称恋人の王子はとんでもない悪党でワロタw。横領だけならまだしも口封じで人殺しって外道すぎて引くわーw。
てかひき逃げしたはずなのに報道もされずに戸惑ったとかなんとか言ってたような気がするんだけど、グローバルフリーズ時の時系列について整理すると
ロイミュードがグローバルフリーズを起こす→プロトドライブに阻止される(ロイミュードが負ける)→白い女神・メディックによってロイミュード復活→プロトドライブに勝利
ってな流れでいいんだよね?。
ということは、メディックが美鈴さんをコピーした、つまり五十嵐が美鈴さんとショウのひき逃げしたのはグローバルフリーズの最中もしくは直前ということになるのではないか?と思うのだけど、であれば世の中的にはひき逃げどころの話じゃないだろうし、報道されなくてもそんなに驚くようなことでもないような。人ひとり殺したわけだから五十嵐にとっては 殺人>グローバルフリーズ ということなのでしょうが、話が進めば進むほど「グローバルフリーズ」のスケールが小さくなってる(気がする)感は否めない。
だから約束の数とやらを揃えて再びグローバルフリーズが起きたとしても、まぁそんなに大変なことでもないんじゃね??と思ってしまうのですが。

『ど根性ガエル』第6話

ゴリライモからほんとうの自分を知ってるヒロシに応援演説をしてもらいたいと頼まれその男気に応えるべく必死でスピーチ原稿を書いたヒロシ。それを間近で見ていたピョン吉なのに、なんでもうすぐ寿命がくるんだってな“自分の話”にしちゃうんだって。珍しくヒロシが自分の力でスピーチを書き上げたんだから、そこはヒロシとピョン吉が協力して立派に応援演説やり遂げて、ヒロシもやればできるじゃねーかとみんなに褒められ超ご機嫌のヒロシが背中のピョン吉に後ろ手を伸ばしたら泣いてて、「どうしたピョン吉!?」「ヒロシ、実は話したいことがあるんだ」でカミングアウトってんでいいじゃん。ヒロシと一緒にゴリライモの応援演説をやり遂げたことでピョン吉のなかで達成感みたいなものが生まれて、それでカミングアウトする気になったってんでいいじゃないか。どうしても演台でカミングアウトでなければならないというのなら、せめてヒロシが書いた原稿を読んでからにしろよと。読みながらだんだん泣けてきちゃって感極まったピョン吉がついカミングアウトしちゃったではダメだったのか?。
だってこれってゴリライモの出馬演説の場をぶちこわしたも同然じゃん。これはゴリライモのための場であって、それも公式の場であって、ヒロシならともかくそれを理解できないピョン吉じゃないだろう。
それよりなにより「ヒロシの原稿」はどうなったんだっての。ゴリライモについてのくだりはヒロシの原稿通りっぽいけど、それにしたってこれじゃ『ヒロシがゴリライモのために原稿を書いた』ことになんの意味もないじゃないか。
ピョン吉の身に現在進行形で起きている異変をヒロシが知る。それは間違いなくこの作品にとって大切な瞬間であるはずなのに、なんでこんなおかしな展開にしちゃうんだろう。なぜヒロシとゴリライモの話とピョン吉のカミングアウトを一緒にしちゃうのか、わたしにはその意図が理解できない。
いや、一緒だとは思うんだ。ヒロシやみんなとこの町でずっと一緒に暮らしたいというピョン吉の想いは、弱いものひいてはこの町の人々を守りたいというゴリライモの想いと繋がってると思うのよね。ふたりとも「ヒロシがバカやってるこの町」が好きなんだから。そう考えるとなおさらこの展開に疑問しか抱けない。ピョン吉が言いたいこと言えればゴリライモの想いはどうでもいいのかよとすら思うもん。


初回からずっと「切ない」って感じじゃないんだよなぁ・・・と思い続けてたんだけど、今回をみてようやくわたしが感じていたものを言い表す言葉がみつかりました。
これ『辛気臭い』んだ。
そしてその辛気臭さは満島ひかりという女優に対して常々わたしが抱いているイメージと合致する。
つまりこのドラマが辛気臭いのは満島ひかりがピョン吉を演じているからなのか。
そう思い至ったらものすごく腑に落ちた。そしてスッキリしました。


ヒロシとピョン吉は『親友』であるはずなのに今回ゴリライモが唐突に「おまえら夫婦みたいだな」とか言いだしてたけど、ピョン吉がなんでか満島ちゃんになって、満島ちゃんとヒロシが電撃結婚するフリかもしれないという覚悟だけはしておこうとおもう(その際、京子ちゃんはぜひともゴリライモと結婚するように。ていうかヒロシ関係なく絶対にゴリライモを選ぶべきだって!)。

相葉っちの隣にみゆがいる

http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2015/08/18_03.php
http://www.theaterguide.co.jp/photos/2015/08/18_07.php
その事実をあたまでは理解できてもきもちが追い付きません。
ポジションが違うから一緒に取材受けたりはしないだろうけど、どこかで相葉っちのくちから「みゆくん」なんて発せられたらわたしちょっぴり漏らしてしまうかもしれん。
劇場がうちからだと小旅行レベルの遠さなんであんまりチケット取ってないんだけど、チャラ男なみゆっぽくてどうしようコレ曲によっては(みゆと理生くんが二人で歌い上げる曲だったりしたら)(それをいうならアッキーとみゆのユニゾンなんかがあったりしたら・・・っ!)取捨選択が変わってきちゃうー。

前川 裕『死屍累々の夜』

死屍累々の夜

死屍累々の夜

東大出の助教授(その頃の時代)でありながら妻である暴力団組長の娘を殺害し、出所後都内の老舗旅館の関係者を次々と殺して乗っ取り、最後は九州の洞窟で女達と集団自殺を果たした男について、男に捜査状況を流していた警察官の甥であるルポライターによるノンフィクションという形式で描いた作品です。
とにかく得体の知れないという印象で、それは偏に「木裏」という犯罪者からくるもので、それは“真相”が明らかになる最後の追記を読んでも変わることはなかった。
そういうことであるならばもっと人情に寄せるというか、人間らしさをチラ見せしながら描くこともできたと思うのだけど、最後までそういうものを一切排除し描ききったことで私にとってその得体の知れなさとともに心に残る作品になった。
人間性を疑われるかもしれませんが・・・・・・
『死屍累々』ってカッコいい言葉だよねぇ(うっとり)。