『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』

多部未華子江口のりこディーン・フジオカの三人がメインであることぐらいしか知らずに初回を見ましたが、思ってたのとはだいぶ違った。
タイトルからして「家事」に対する様々な考え方だったりスタンスだったりを多角的に描くのかなーと思ってたんだけど、初回は完全に「子持ち主婦」の話だったんで。

子供がいる人といない人(欲しいのにできなかった人)との間には地獄まで続く底なしの谷があるとは聞くものの、子持ちは子持ちで働くママか専業主婦かで「上下関係」があるとか、専業主婦を見下す働くママはまともな「生活」を送ることができないとか八方塞がりじゃないかと、思わず子供を怒鳴りつけてしまった次の瞬間カレーぶっこぼして白い壁に飛び散る地獄絵図に思わず「そっ閉じ」しようかと思ってしまった。

地獄の前半に対し後半は気持ち的に救われはしたけれど、「映え」る画作りはいいけど小さい子供が住んでるのに屋上に出られるどころか給水塔に登れちゃったり、マンションのベランダ外に傘を干したりといった描写は気になるし、今のところわたしに刺さりそうな要素は皆無だけど、とりあえずおディーン様がどんな問題を抱えているのかは気になるのでもうちょっと様子見。

(不器用で二つのことを同時にできないから専業主婦を選んだらしいけど、飲食店で働く夫は自分の店なのかと思いきや雇われ店長って、諸費用のことはどう考えてんの?と思うんだけど、いずれそんな話も出てくるのだろうか。夫は解雇されそうな気しかしないけど。
大半の母親は諸費用のために保育園を掛け持ちしてでも働かなければならなくて、だから専業主婦が“絶滅危惧種”と言われてるってことなんでしょ?。子供が小さいうちは働かずにいたいけど、収入のことやキャリアのことやらがあって「働く」ことを選択する人が大半であるのに対し、夫が高収入というわけではないのに「専業主婦」を選択した主人公、ということがこの先掘り下げられるのかなーと(日々孤独だから他人の事情に首つっこんでしまう&つっこめるだけの時間と暇があることを成立させるためだけの専業主婦設定な気はするけど))。