『オクラ 迷宮入り事件捜査』

内容云々の前に、
反町隆史はこういうのでいいんだよ。陰キャのコミュ障とか誰も欲してないんだって
杉野くんのスケジュール管理どうなってんの。なんか生気ないんだけど・・・
まずこれ。
相棒でついたイメージを払拭すべくの陰キャ役へのチャレンジだったと推察するけど断然「コッチ」だし
杉野くんはさすがに続けての撮影ではないだろうけど(そうだと思いたいけど)“そういう役”であることを差し引いても表情がないどころか顔が死んでてなんとも言えない気持ちになる。

で、ギャンブル狂とか3分しか起きていられないとか定時で帰るオバチャンとか元ヤンとかハッカーなどという“難アリ”のワケに、その難アリ人材を集めた掃きだめ部署とか、いつまで過去の栄光に縋ってんだろうなとしか思えない設定もどうかと思うけど、人情デカだと思ったのに「最初からすべて仕込んでた」という・・・どんでん返し?をやりたいにしても話がおかしくないか?。

犯人の名前で警察にメールを送った時点でノートも動画も入手してたわけでしょ?。入手ルートが違法だから「証拠」として扱えない(裁判では使えない)=正式に再捜査することはないってんで「オクラとして動く」ためにメールを送りノートを仕込み、ノートから犯人の住居を特定し強引に踏み込んで動画を発見し、その頃には入院してることを突き止めてるだろうから病院に乗り込んで「自白させる」というのが反町隆史演じる飛鷹千寿の「作戦」だったけど、それができるならもっと早くやっとけよと思うんだけど。
このタイミングだったのは犯人が死にかけてるからで、子供を殺された母親の重責を少しでも軽くしてやりたくて死ぬタイミングを狙って「自白」を取ったってことなんだろうけど(あの笑いからして最後まで自白をしなかったってことだと思う)、いつの時点でノートと動画を抑えたのか知らんけど違法手段だろうが確かな証拠を見つけたならばそれを正式な証拠として扱えるような仕込みをしてとっとと逮捕したほうがよくない?これだけ面倒な絵図を描けるならそれぐらいできるだろうよと。

それで言うとオクラにはハッキングできる人材がいるわけで、キャバクラが送信元だと突き止められることは想定できたと思うんだよね。パソコンを使うためにスタッフルームに入る必要があって、そのために騒動を起こして、結果「メールを送ったのは飛鷹」だとバレましたってのはわざとなの?。
気づかれるとは思わなかったってんなら飛鷹馬鹿だろって話だし、わざとだとしたらなんでなの?って話だし、飛鷹と不破の刑事ものとしてはベタオブベタな「出会い」ありきの作劇だとしてもスッキリしなさすぎて、初回がコレだとあんまり期待はできないなという印象です。

だってノートが限定品であると気づいたことや郵便物から入院先を特定できたのは『難アリだけど実は有能』だからとなるはずなのに、すべて飛鷹には分かってましたってんじゃあオクラメンバーの個性台無しじゃん。
だったらいっそノートも動画も母親を救済するために飛鷹が作った偽の証拠で、自白したとするために乱暴に扱ってトドメを刺した、ぐらいやってくれればジョーカーの系譜として楽しめそうだけど、まあ反町隆史にそこまでの「悪役」はさせないわな。

・・・と書いたところで思ったんだけど、ノート入れてた黒い袋にも指紋付いてたぐらいだから事件を終わらせつつ「不破に気づかせる」ことも目的だとか?。そして今回の一件は飛鷹単独の暴走ではなくオクラ全員による「作戦」だったことが次回冒頭で明かされるという可能性もある・・・か?。



捜査一課のエースでオクラを見下してるという中村俊介演じる飛鷹の同期?の部下の人、戦隊かライダー出身者だけど誰だっけ・・・・・・?って見てる間中ずっと考えてたんだけどわからなくって、見終わってすぐ公式で確認したら有澤樟太郎くんでした。そういやドラマ出るって見たな。見慣れない高身長の男をドラマで見るとすぐ特撮の子だと思っちゃう。