『仮面ライダーガヴ』第2話「幸せザクザクチップス」

画面は非常にポップなんだけど主人公の孤独を筆頭に描かれているものはダークという、この世界観は嫌いじゃない。いやむしろすごく好き。
助けた人間からバケモノ扱いされる(それを仕方ないと自覚している)哀しみと、おそらく一度でも闇菓子に関わったら関わらないという選択肢はあり得ないとわかっていながら「闇菓子に二度と関わらないか倒されるか」の選択肢を与えて同族を殺す苦しみをしっかり主人公に背負わせてるところはとても好き。
そして「バケモノ」を追う記者・絆斗の過去、なぜバケモノに執着するのかも出し惜しみしないかつ明確だし、今のところ面白さとして満点よ!。

初回ではどんなものなのかよくわからなかった「闇菓子」は、やっぱりグラニュート族にとっての「嗜好品」みたいだね。
ショウマの回想で母親と食べてた半透明のどろどろとしたものがグラニュート族の主食だとしたらあまりおいしくはないみたいだけど、グラニュート族にとって「食べること」はどういう位置づけなのだろうか。
ストマック家が闇菓子製造販売組織として成功を収めているということは、闇菓子の材料、つまり人間が既に少なからず犠牲になっているということになるわけで、今年は改心することなどなく最後まで敵であり悪を貫いてくれそうだし、ストマック家のみなさんゴシックゴシックしてて良いわー!。

「赤いガヴ」ってのがまずは物語の鍵のようだけど、絆斗の母親を襲った?赤いガヴはストマックきょうだいの父親もしくは親族で、その赤いガヴが人間の女性との間に作った子供がショウマ・・・なんてことだったりして?つまりストマックきょうだいとショウマは腹違いのきょうだいとか。

本格登場したヒロインも見た目とノリがセイバーの芽依を思い出させるもんで不安しかなかったけど、人の役に立ちたいというしっかりとした核とそのために会社を興す実行力と実務力のある「まっとう」な人間のようで心底ホッとした。
てっきりギャル社長の会社に居つくと思ってたんでまだ住所不定無職の不審者を続けることにはびっくりしたし、いくら人の役に立ちたいからと言っても不審な若い男を拾って会社に寝泊まりさせるのはマトモではないとは思うけど。

びっくりしたといえばお菓子食べたらズボンのすそからボロボロ転がり出てくるのキモヤバすぎんだろw。チラリとでも目撃されたら「え!?漏らした!?」と思われるのは必定だろw。
お菓子→ゴチゾウ誕生の経験値があがることによって主人公の隠ぺい能力が高まることを祈るわw。