『季節のない街』第2話

いやあ・・・タツヤの目線で見ちゃったもんで、キッッッッッッッッッッッッツかったわ・・・・・・。
タツヤの場合は「弟」でわたしは「姉」という違いはあれど、わたしもざっくり言って「伝わらない」「わかってもらえない」側のこどもなんでめちゃめちゃキツかった。
あの「貯金通帳」をめぐる会話の嚙み合わなさと言ったら・・・思い出すだけではきそうになる・・・。

タツヤが閉じ込められている社会とアレによる仮設住宅集落と、そして家族という多重の檻から逃げ出しちゃいなよと、逃げていいんだよと言ってやりたいけど、たぶんタツヤはそれをわかってるんだよね。わかってるけど逃げられない、逃げちゃダメだという意味で逃げないのではなく、逃げようとしない。そういう性格なんだよな。
もっと言ってしまえば、檻の外に出て一人で生きることが怖いのかもしれない。この檻のなかで頑張ることしかできないのだと。