『不適切にもほどがある!』第9話

親子で振られるムッチ先輩&秋津のBGMとして流れるOne more time.Ome more chance(唄:小川市郎)めちゃめちゃうまかったけど、この歌って昭和なの!?
とあわてて確認したら1997年発売でホッとした・・・昭和だったらわたしの認識ってか感覚がズレてるどころかもはやボケてると思うところだった・・・。

と安堵したと同時に、あれちょっと待てと、阪神淡路大震災って95年だよな・・・?失恋レストランをぶった切って「震災後」にリリースされた曲を市郎に歌わせたってこと・・・?
そこにどんな理由、仕掛けがあるのだろうかと不安と期待がぐるぐるするけど、単に「ワン」縛りで歌わせたかっただけかもしれないとも思うw。

で、ラス前で渚が昭和に行く(市郎が渚を昭和に連れていこうと考える)ための理由が必要になるとして、またパワハラかとうんざりしてしまった。
妊活とか不妊治療とか、そっち系はものすごくものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーくデリケートな問題というか文字通りの地雷なんで、渚のインタビュー記事を「自分のこと」だと思ったとか、渚にアウティングされたからこれからは大っぴらにしていこうと思ってと言いつつ打ち合わせと妊活スケジュールがバッティングしまくっても悪びれないだとか、あらゆる人たちの気に障らないようにスギヤマちゃんでしたっけ?の妊活事情と妊活メンタルをちょっとアレな描写にしたんだろうけど、そういうことなら「いないものとして扱う」ってのは言い方・・・だよな。
「いないものとして扱う」の後ろに「(からスケジュールが合うときだけ参加して)」と含ませたつもりだったという渚の言い分は、その含みを理解できる人相手じゃないと通用しないよ。
スギヤマちゃんの被害者意識が暴走してるところは多分にあるとしても、事情聴取の場でスギヤマちゃんに伝えてほしいと言ってカメラに向かって「私はあなたの味方」だと言う渚は、スギヤマちゃんにとってはこういうメッセージがまさにハラスメント以外のなにものでもないってことをわかってないんだと思う。
ゴミの処理だって渚の言い分が「正しい」ことは間違いないけど、上から目線だと受け取られてしまうタイプの人間なんだろう(その対照が八嶋智人なんだな。休職すると渚が挨拶しにきたときにふるさと納税サイト見てたけど、「ふるさと納税の返礼品」を横流しという形で贈り物をする八嶋智人の気遣いの仕方は素晴らしい。見習いたくても見習えんわこんなん!)。
だからバリバリハラスメント行為をしてる市郎などそっちのけで渚にだけ敵意が向けられるのもまあわかるかなと。2話の渚と9話の渚が全く繋がらんけどな。

そしてゆずるの「パワハラ上司にだって親はいる」が意味わかんなすぎてポカーンでしたわ。
でもだからこれまでのように周囲の人間がミュージカルに参加せず、ゆずる一人で歌ってたってことならば納得。柴犬(キャンワアアアア!)はワンワン参加してたけど。


ついに次回が最終回かー。
正直7~9話は市郎が令和にサカエが昭和に馴染んでしまったこともあって勢いがなくなってしまったというか「不適切」どこ行った?って感じではあるんで、最終回が15分延長であることに驚いたんだけど、パワハラダメージ受けまくりの渚を連れて昭和に戻る市郎がなにをしてなにを言うのか(ゆずるは入院しちゃったのにまさとを連れてないってことは渚は日帰り昭和旅ってことか)、どんな最終回になるのか楽しみ!。
俺の尾美としのりのサプライズ出演も期待してる!ワンチャン!。