『不適切にもほどがある!』第5話

ストーリーと錦戸亮の歌声&ダンスの合わせ技でひどく動揺してしまった。
わたしはまだグループから脱退したことを消化できてないんだな。

なので若犬島ゆずる(の演技)についてはしばらく寝かせないと冷静に見られないとして、初回で渚が言った「母親は震災の年に亡くなった」発言を覚えているので純子はそういうことだろうと予想してたけど、まさか市郎も一緒にとは思ってなかったからちょっとこれどう反応すればいいのか困るわ・・・。

妻と義父を亡くしたあと、犬島ゆずるはどんな気持ちで「初めてのスーツ」を仕立てたんだろう。
そして自分と娘の未来を知った小川市郎はどんな気持ちでそのスーツに袖を通したんだろう。

意識低い系ドラマって言ってたじゃないか・・・。
純子の消息について必死でごまかす父と娘に山城新伍の結婚史と三原じゅん子の昭和と令和で笑わせておいてこの後半とか情緒が崩壊しそうなんですけど・・・。

ていうかここまで見てきて純子の結婚相手がキヨシでもムッチ先輩でもないことを感情的に受け入れられるだろうかと思ってたのに、5話終了時には犬島ゆずるに感情移入して泣かされるとかどんだけ巧いのよこの脚本・・・。
渚が純子の娘だと分かった瞬間、純子の未来を理解してしまった市郎がどんな思いでピンクレディーを踊る純子のビデオを見てたのかって話しじゃん。
出世した渚に三つ折りしたお札をティッシュにくるんで渡そうとしてんのはお祖父ちゃんのソレすぎてその時は笑ったけど、純子のみならず市郎になにが起きるのか判ってみればこれほど切ないシーンもないだろうよ。

どうすんだろうね、市郎は。純子の夫が仕立てたスーツでバリっと決めてタバコを吹かす市郎はなにかを決意してるように見えるけど。


ところで先日藤原竜也主演の舞台を観たんですけど池田成志が「チョメチョメ」と言ってて、そしたら予告に成志パイセンがいたのでなるほどそういうことかとニヤニヤしたことを書き残しておきます。