「明日なにしてる?ちょっと未来に行ってみよう」とかマジで旅行感覚で未来行っててなんだかなーってところはあるかな。
市郎が1986年から2024年行きのバスに乗れたのは開発者である井上が小川先生の写真を使って顔認証システムのテストを行っていたから(顔認証用のデータが登録されていたから)ってんで「なるほど!」と納得したのに、そのすぐあとで純子がバスに乗れちゃってる時点で「タイムマシーン」についてはよくもわるくも「適当」(顔認証をパスしなければバスのドアを開けることができないけど、開いてしまえば閉まるまでの時間は通常のバスと同じだから続いて乗り込んでしまえば顔認証など関係なく乗れるってことかな)だと思って見るのが正解だとは思うけど。未来からVRシステム持ってきちゃってるしな。
でも「マッチはまあ・・・色々あって、レーサーになった」はセーフだけど「ユー、でちゃいなよ」には冷や水浴びせられた気分です。
前回に続き今回も引っ張る三原じゅん子とか、沢口靖子とか斉藤由貴とか、金妻に夢中になり板東英二にキュンキュンするサカエは「昭和⇔令和」の描写として笑えるし、令和の松村雄基に「イソップは一緒じゃないんですか?」と聞いちゃう純子ってのも『容姿が変わらなさすぎる松村雄基』の使い方として完璧と言っていいと思うんだけど、「ユー、でちゃいなよ」は無理。
どういうつもりでこのセリフを入れたのかわからないし現場もそれをOKとしたのかわからないけど、わたしは無理。
昭和に戻ってきて純子だけでなく純子の友達やサキエをも抱きしめ、「こんなこと話せるのはあんたしかいない」と純子の未来をどう受け止めればいいのかどうすればいいのかとサキエに相談する市郎が、自分の人生がそこで終わってしまうとなっても「マイナスじゃないんだ。ほんとは死んでんのに(未来に行って)渚っちに会えたんだからむしろプラスだ」と必死で自分に言い聞かせるシーンはめちゃめちゃいいのに、そしておそらく(純子の部屋よりも距離が遠いトイレのムッチ先輩に聞こえていたということは)この話を聞いてしまったのであろう純子と市郎が翌朝いつも通りの「起きろブス」「うるせーチビゴリラ」と言いあってる切なさたるや阿部サダヲと河合優実の演技力とあいまって凄まじい良シーンだったし、出産し育児をしつつ仕事に復帰し夫との離婚を経て、子供のころに死んでしまった母親に「かっこいいね、バリバリ働いて。尊敬しちゃう」と言ってもらえる渚とか、構成力ハンパねえな天才だろクドカン!!と泣きながら思っちゃったけど、それなのにたったひとつのセリフで興がそがれてしまうのはとても残念。
しかし今の純子に「友達と縁切って勉強して大学に入る」というちょっと先の未来があるとは到底思えなかったんで、令和にきて「38年経ってこんなもんなのか」と知ってしまったから一念発起して大学に入ったということなら納得だなと思いかけたけど、でもディスコの黒服と結婚するんだよな・・・。まあそれでこそ純子なんだけど。
と思ったのに、このあと純子はイケメン美容師の岡田将生と出会ってしまうんだよね?。そして令和のヘアスタイルやファッションを知ってしまうと。
となると、(渚のために)再び昭和に戻ってボディコンを着てディスコに行き、犬島ゆずると結婚する純子の気持ちが・・・・・・心配?になってしまうな。だって岡田将生よ?岡田将生だぜ?。