大方の予想通り「oct7」を改良し藤巻に電話を掛けてきた「犯人」が奈良ちゃんで、それを利用して“謎の女”が「May12 (レベルA)」の臨床実験を行ってましたという“真相”であったことを含め(柏原収二が謎女の手下だったのはちょっと驚いたけど、市川知宏と柏原収二を使う謎女の趣味は妙にしっくりくるなw)こっちはまあこうするしかないだろうなとは思うんだけどさ、連日「おれたちの戦いは終わらない」的な終わり方の病院を舞台にしたドラマ(「医療ドラマ」とは言わない)を見せられると、なんというか・・・連続ドラマの衰退?を感じなくはないかな。
これも「終わらせ方」のひとつではあるし、ナースエイドに続いてということでなければもうちょっと違う感じ方になったかもしれないけど、「またか」感は否めない。
とはいえまあ楽しかったです。最後まで杏梨さんと言い続けたブレないサイコパス本坊事務長を筆頭にタイプ違いのクズを堪能させてもらいましたわw。
ギフトで商売しようとしてた元総理もギフトの実験体として患者を差し出しただけでなく邪魔になった元総理を殺した元理事長もクズでしたというおまけつきw。
クズと言えば殺したのは白鳥だろうから奈良ちゃんによる殺人種明かしのなかで語られなくていいんだろうけど、もはや完全に伊集院先生の存在が忘れられててちょっとかわいそうw。
そんななかで濱正悟くん演じる神林の部下・月足に最後の最後で見せ場があってよかったー!。
すべてにおいてスマートな対応であり判断で、月足をそういう刑事に育てたのはバヤシさんだろうわけで、それはつまり神林が優秀な刑事であった証拠ってことなんだろうけど、それだけに久留米が特効薬作ってなかったら藤巻を殺してたのに「執行猶予」であることを神林がどう受け止めたのかは見たかったかな。
まあ直接人を殺してこそいないものの殺人球菌作りに加担してた藤巻と久留米が「無罪」で済みましたとケロっとしてる時点で良心の呵責などという概念はこのドラマには存在しないのかもしれないけどw。どの面下げて神林の情状酌量を願ってんだよとw。
発端が元総理となると医学界の改革などというレベルではなく国家規模の話になっちゃったし続編はないとは思うけど、本坊事務長にはまた会いたいw。