『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第5話

響の内面を掘り下げる回でしたが(今回夏目さん指揮棒振ってなくない・・・?)、父親との共演を夢見てたけど才能の限界を感じて辞めましたってこと?。
あれ?なんか1話の最初に道で倒れるカットなかったでしたっけ?。代役でノリノリで指揮棒振ってるときに娘が事故に遭ってたとかで指揮者を辞めたのかと思ってたんだけど、要は響がこじらせてるだけってことでいいのか?。
だって音楽をやってる者なら「ウィーンフィルで振れる」というチャンスが巡ってきたならそれは最優先で掴むものだってことぐらい解るだろ。解ってるけどどうしようもないから反抗的な態度を取ってましたってことならそれこそいつまで思春期やってんだ以外に言うことなどないわな。

純粋に音楽に向き合い向き合うことを楽しんでいる父親に対し、セミファイナルで最高の演奏をしてしまったこともあって優勝=父親との共演という夢を前にしてプレッシャーに押しつぶされてしまった娘の気持ち、自ら音楽を捨てたものの音楽ほどの充実感を得られない日々はまさに“続けるも地獄辞めるも地獄”なんだろうなと想像することはできるけど、でもその想像は「顔も見たくない」と父親を毛嫌いする理由にはつながらないわけで、だからやっぱりただこじらせてるだけだろってことになっちゃうよね。
帰宅してコートやバックをそこいらに放り投げてそれを母親に片付けさせてるぐらいだし、文字通りまだ「子供」ってことなんだろうけどさ。

でもまあこちらも家族4人揃って食卓を囲めたことで(もうひとつはおっさんのパンツ~の沖田家ね)父と娘のわだかまりは解消に向かうんだろうし、弟も本音を言えたことでガス抜きはできただろうし、離婚問題はあるけど夏目家としてはひとまずの決着をみたってことで、もうひとつの「父と私」の話になるのかな。

というわけで天音はやっぱり市長の娘のようだけど、バイオリンや楽譜を父の目から隠す理由、親子なのに苗字が違っていて、でも同居しているという状況の説明、気になるのはそんなところかな。いやまあさほど気にはなってないけども(どうせ大した事情じゃないだろうし)。