『ジャンヌの裁き』第4話

唯一「不起訴相当」とした人物(=桧山と繋がってると近藤と剛太郎はそう考えている)が近藤の仕掛けによって明らかになったようですが、その“仕掛け”がよくわかんなかったのと(鉛筆で名前を浮きぼりにしたことはわかったけど、なんで名前書いたんだ?)、「根津ナントカ」が桧山と通じているのだとしても一人だけ不起訴相当としたって多数決では負けるわけで、一人を懐柔したって不起訴相当にはできないだろうにどうすんだ?と前回の感想で書いたけどまんまソレで、なんだこの流れ。内通者を一人作ればどうにかできると思ってるなら桧山アホでしょ。

まあ内通者は“桧山と会うときにタイガースのキャップを被っていた”わけで根津と思わせて実は違うってことになるんだろうから、てことは今回内通者は多数派である「起訴相当」に投票したということになるわけで、桧山から内通者への指示はもうちょっとなんかあるんだろうけどさ(ていうかあってくれ頼む)。
ていうか「根津ナントカ」って誰だよ!?。
鉛筆で塗りつぶして浮かび上がった名前が映った瞬間、普通であれば「あいつかー!」となるところが「だれ?」となってしまってはドラマとしてダメだよね。
キャラ付けするために動物の名前を付けたことが逆効果になってしまってる。

で、そのネズミこと根津が内通者ではないのに「不起訴相当」にしたということならば、今回の案件を「多数決で起訴相当に決まりです」としていいのかってことになると思うんだよな。そりゃあ犯した罪は罪だけど、二人で父親を「殺した」兄弟に明るい未来があるとは思えないわけで、裏切り者捜しよりもそっちを掘り下げて欲しいと思うんだけど、真相を解明することで審査員たちが正義感通り越して万能感抱き始めてそうでちょっと怖い。
今回の案件なんて審査会に再検討の要望があったわけではなく「イケメンパティシエ」に会ってみたいという審査員の私欲が発端だったし、万能感云々と合わせてそれは今後の展開の布石だと思って見てるけど、“そういうドラマ”ではない気もするんだよな・・・。