『下剋上球児』第9話

野球興味ないし、星葉との準決勝だって「勝つ」という結果はわかってるってのに、画面見ながらずっと涙目だったし(あ、うそ。Tシャツ取り違え騒動とか野球の応援に行くのにノーパソ持ってく南雲妻とか、スンッとなる時間はありました)、9回裏ツーアウトでランナー1.2塁という状況で「勝つ」ならばここで翔が打つしかないだろうと頭ではわかってるけど打った瞬間は泣いてしまった。わたしチョロすぎ。

てかやっぱ翔と根室のライバル関係が最高でさ、翔が根室に声をかけ根室が翔の名を叫ぶだけで胸があつくなっちゃうし、結構なピンチで次のバッターが翔の元チームメイトの4番打者ってところで伝令に走った翔と根室の間で交わされた会話を星葉だけでなく視聴者にも「隠して」のサイドスロー!!からの翔がもたらした情報でしっかり打ち取るというこのプレーであり駆け引きに二人のこれまでの積み重ねがこれでもか!と詰まってて、そこからの逆転サヨナラ勝ちをキメた翔を真っ先に根室が抱きしめるのとかマジあかん、あんなの泣いちゃうってば!!。

翔と抱き合い称え合う江戸川と児玉も良かったし、そんでもっての星葉応援団からのエールな。
“南雲への野次を巡って両陣営の大人たちが一触即発”というシーンがあっただけに、この高校スポーツらしい描写にはグッときた。
まあ、ヘタクソとはいえ越山にだってブラスバンド?がいるのに星葉の応援団が決勝のスタンドで応援しますってのはちょっとよくわかんないけど。
不完全燃焼(甲子園に行くつもりだったんだろう)だからって他校の応援するのは違うだろうとは思うんだけど、そこはもう賀門監督の優しさと受け止めるのが正解だよな。


前回から続く『試合直前に病院に担ぎ込まれる山住』という展開は、やっぱりここまで何度もあった「その展開必要か?」に連なるものではあったけど、いつものようにベンチに山住がいたら部員たちを挑発する南雲は現れなかっただろうし、「偽教師」と南雲を野次る輩とそれにキレる野原たちを穏やかに宥め一触即発の空気を鎮めるという賀門監督の「見せ場」を作るためであろう久我原と楡の接触、それにより退場となった久我原の母親と話をすることに繋がったんでまあいいかなと思うけど(久我原親子が長さが違うけど同じヘアスタイルで笑ったw。久我原はこれまさかの天パ設定か?w)、明日が決勝というときに「甲子園に行く金がない」と騒ぎ出す(それを次回への引きとする)のはいい加減うんざりかな・・・。
まあ今回の山住同様この予算が足りない問題もなにかに繋がる、おそらくおじいが目の手術を受けることに繋がるのだろうけど、そもそもこの要素こそ不必要だしな。