『下剋上球児』第6話

法律上はそうだとしても気持ち的には不起訴なので「晴れて無罪放免」ってことにはならないだろうとわたしは思うんだけど、でもまあ在校生卒業生のみならずその周辺にいる2000人からの人間が楡くん発案(!!!)の減刑嘆願書に署名してくれたことだし、「受け入れられました」ってことなら『野球部員たちのために』それでいいと、そこはもうそれでいいからあとは下剋上まで一直線で頼む!可愛い部員たちのあれやこれやを見せてくれ!

と思ったのに、山住が淫行ってなによそれ・・・
おじいが目の病気を患ってるってなんなのよ・・・

横浜の学校から三重の底辺高校に来たわけだからまあそれなりの事情はあるんだろうし、ドラマとしてそこを掘り下げるのもアリだとは思うけど、ただでさえ主人公が公文書偽造の無免許教師なのにこのうえ「淫行」などという不愉快な要素を入れるのマジやめてほしかったんだけど。
だって「椎野君」が山住と同様三重に引っ越してて、ザン高野球部員行きつけのファミマに偶々その椎野君が居たとかいくらなんでも「偶然」の範疇をこえてんだろ。
そんな無理筋で「山住の淫行疑惑」をぶちこんだわりには部員たちは「南雲に電話した」だけで山住のことなどそっちのけで「予選で1勝したら監督として戻ってきてくれるか」で盛り上がってるし、山住が学校を辞めた理由は淫行を疑われたからではなく「その生徒が何を考えてるのかわからなかったから、わからない自分が情けなくて辞めた」というならば、期せずして再会してしまったその「何を考えてるのかわからなくなった生徒」が今も変わらず腐った性根で自分にあれこれ仕掛けてきたというのに辞めた理由を教えてそれで終わりで椎野君クズのままって、一体なんだったんだよこの話。わからない自分が情けなくて辞めたのに、わからないままで今野球部の監督やってますって、なんでそうなる?。

などと思ってたら今度はおじいが失明するかもしれない問題ですかよ。
野球部のグラウンドの事実上のオーナーで、翔の祖父ではあるけど、部員たちはもちろん南雲や山住にとっても言ってしまえば“それだけの存在”でしかない犬塚のおじいの目がどうなろうが知ったこっちゃないってのが正直なところだろ。
まあ山住の淫行疑惑ですらこんな感じで終わったし、すわ失明か!?と思わせて大したことないってことになるんだろうけど、いっそ次回の冒頭で医者に「白内障の手術で見えなくなるなんてことはないですよw日帰り手術ですしw」と鼻で笑われて終わりでいいじゃんw。

なんでついに「1勝」できて喜ぶ野球部員たちの姿に素直に感動させてくれないんだろうな。