『パリピ孔明』最終話

いやあ、面白かった!最高に気持ちのいい最終回だった!。
だってKABEくんが!ここまでなんのために存在してるんだかわからなかったKABE太人さんが 大・活・躍 !!!。
孔明の指示で孔明と「大喧嘩」して前園ケイジ側についたと見せかけ、本番一発勝負で前園ケイジが「パクリ野郎」であることを暴露し、そしてEIKOのステージに飛び入り(だよな?EIKOびっくりしてたもんな?)してタイムカプセルをフェス仕様のオサレアッパー曲にすると、そうよこれこれ!わたしがKABEくんに求めてたのはこれなんだって!!とテンション爆上がり!!!。

EIKOとKABEくんがニッコニコで背中合わせになって、その後ろでイーストサウスも晴れやかな顔で演奏していて、観客もみんな笑顔で、視聴者もきっとみんな笑顔でそれを見ていて・・・って、英子と出会った孔明が「目指していたもの」はそうか「これ」だったんだとダイレクトに理解できる最高のステージだった。

そのEIKOのステージを最前列でAZALEAの三人が見てるのもよかったし、とくにななみんの表情がめちゃめちゃ良くってさあ、ななみんが映るたびに泣きそうになったわよ。
同じくサマソニ終了後、BBラウンジでEIKOのDreamerを聴きながら口ずさむミア姐さんにも泣きそうに。
つーかミア姐さんカッコ良すぎるっ!!!前園ケイジの策略に嵌り身動きが取れなくなった英子とオーナーの元へバイクを駆って来てくれたのは密偵ちゃんだと思ってたんで、フルフェイスのヘルメットを取ったらミア姐さんだったのには「ウッヒョオオオオオオオオ!」だった。

そしてなんといってもついに直接EIKOに「応援してます、頑張ってください」と声を掛けることができた密偵ちゃんには同じオタクとして泣かずにはいられなかった。
これを書きながら思わずハンドルに突っ伏してクラクションを「ビーーーー!と鳴らし続けるあのシーンを思い出して今また泣きそうになってるし。このドラマのなかでこのシーンがいっちばん好き!!。

そしてこのドラマでもっともときめいたのはそうですこのシーンです!。


「穴、掘っちまったわ」


KABEの先輩(終わってみればコイツが一番ムカつくんだけど)に金を渡された運転手をどうするのかと思ったら落とし穴に落ちたのにはマジでびっくりしちゃったんだけどw、こんなところに穴を掘ったのは誰だ!?と喚く運転手を見下ろして「穴、掘っちまった」と、ちょっと恥ずかしそうに言う赤兎馬さんに、友達の前だから「お前が掘ったんかーーーーーーーーーーーーーーーーい!!w」って表向きはつっこむんだけど実は心は「トゥンクッ・・・!」と鳴ってる女と化していた。
おかしいな、わたしの好みはギターを弾くための筋肉しかついていないペラッペラの身体の男(具体的に言うとバンプの藤くん)のはずなのに。

あとあと孔明に英子と「別れ」の時間を作ってやるべくKABEくんを連れて出たオーナーが流れ星を見て「孔明・・・」と音にせず口だけで言うのが超絶エモくてたまんなかったんだけど、実は孔明「普通にいた」わけでw、孔明が「大丈夫だった」と知ったオーナーの反応を妄想するだけで樽酒呑めるわ。

で、これだけ素晴らしい最終回になったのは、関口メンディーの前園ケイジが絶妙な「悪役」だったからだと思う。
観客の前でKABEに「真実」を暴露され、父親に見捨てられマネージャーにもやり返された挙句捨て台詞を吐かれたあと、ムッキムキの太ももで体育座りしてちっちゃくなってる前園ケイジを見ちゃったら可哀想に思えてしまったし、だから孔明が「非学無以広才 非志無以成学(学ばなければ才能を高めることはできず、志がなければ学ぶことができない)」とアドバイスしてやることも受け入れられるし、このフォローがあったからこそそのあとの時間がこれほどまでに胸が暖かく、そして熱くなるものになったのだと思う。
ていうか今更だけど冷静に考えて「諸葛孔明ルックの向井理」と対峙して違和感ないしインパクトで負けてもいない前園ケイジってすごいな?。



漫画との兼ね合いもあるだろうし、役者が本業でないひとが多く出てることがどちらに転ぶかもわかりませんが、続編待ってます!!また赤兎馬さんに会えますように!!。