『どうする家康』第35話「欲望の怪物」

見た目は完全に「老人」だけど、どれだけ挨拶を促され呼びかけられても声を発せず焦らしに焦らしいざ口を開いたら「声」でその場を制圧する佐藤浩市(の真田昌幸)さすがだわー。
そしてそんな佐藤浩市真田昌幸松山ケンイチ本多正信の文字通り火花散らす第一ラウンドはすこぶる良かったし、相変わらずのペラペラストーリーでもぐっと握って締めてくれる高畑淳子もさすがの一言。

本多忠勝の娘が真田の長男信之の正室となることは知識として知ってはいるものの、前回までは完全に「若者枠」だった忠勝にこんなに大きな娘(といっても劇中ではまだ一桁年齢か10歳そこそこ設定でしょうが)がいるとか言われても戸惑います・・・。だってこの時代の武士なら当然妻帯してるとかそういうことではなく直政はともかく忠勝も康政も妻子背負ってる感皆無やん・・・。それは殿がいまだに青年青年してる(そういうふうに描いてる)せいなんだろうけど。

ってなわけで、初対面で家康と意気投合した七之助さんのみっちゃんは初登場シーンを見る限りでは従来の三成とは異なるアプローチで描かれそうなので楽しみ!(楽しみにしていられるのは今のうちかもしれないので今は素直に楽しみと言っておきます)。