わたしはこの手の会話だけで進む推理ゲームみたいな話が大好物なんですが、それを極上ビジュアルの松村北斗で見られるとか控えめに言って最高だな。コスプレまでオマケでついてきたしw。
「10円玉が少なすぎる。あと5枚は必要だ」だけでなく「7年は長すぎる。手間だが1年でやれないことはない」の謎解き二段構えなのも構成として上手いし、別行動をしていた二人が最後はしっかり同じ車に乗ってるオチ(後味)も好み。
倒理がせっかく作った「だご汁」なる汁物が大量に残ったまま冷めていき(あ、「冷やしだご汁」って言ってた気がするから最初から冷めてんのか)、穿地までもがデザートのアイスを途中で置いて謎解きに集中していくのは「映像」ならではの表現で、尺が30分だからこそ会話劇だけでまとめられたところはあるでしょうが安楽椅子探偵話をここまでテンポよく視覚的に見せるのはさすがの堤監督。
角田晃広も効いてた。まあ神保(の年齢)という存在がありながら10円玉でしか出来ないことを考えてすぐ「公衆電話」が出てこないってのはツッコミポイントだけど。