『転職の魔王様』

小芝ちゃん働くなー(小芝ちゃんに限らず今期は2クール連続出演の役者が非常に多い印象なんだけどなんか理由があるのだろうか)。

初回は小芝ちゃん演じる未谷千晴が叔母の経営する会社で見習いとして働きながら自分探しをしますよという設定説明回だったんで、本格的に転職ドラマが始まるのは次回以降ということなのでしょうが、魔王様を刺そうとした中年男が感情の爆発を抑えるためにゴムボールにぎにぎしてたぐらい(の自浄努力)で再就職が決まりましたという描写を見る限り転職ドラマとしてはあんまり期待できないかな。

千晴の意識改革という主軸(と魔王様の過去)はそれとして、毎回のゲスト話がせめてスタンドUPスタートの前半ぐらいのスカッと感があればいいんだけど、千晴を退職するまで追い込んだ無自覚パワハラ上司にハッタリかまして新規契約を取ってきましたとか言われても視聴者感情としては1ミリもスカッとしないわけで(というか千晴の企画を引き継いだのではなく全く別の企画として評価されたってことは実際のところ「未」はいくらでも替えが効く人材でしかなかったってことなわけで、上司にしっぺ返しする必要はないんだよな)、なんだかんだ言いつつ見習いとしてでも働ける場所があって、しかもその場所は転職エージェントだから自分の気持ちさえ固まれば条件のいい転職先を紹介してくれるという恵まれすぎてる環境で自分探しやってる主人公ってのもなんだかなってな話だし、もうちょい様子見はするけどイライラに耐えてまで見続けなくてもいいかなーという感じではある。