『波よ聞いてくれ』最終話

1話終了時点ではドラマとしてどこに向かっているのかまったくわからなかったけど、新人ラジオパーソナリティを軸に「ラジオのドラマ」として綺麗にまとめてみせたな。

シセル明については結局「他人の空似」で終わらせちゃったし、ジューンブライドラジオなるラジオ業界最大のイベントを具体的に想像することができないので(ちょっと前にやったオールナイトニッポンの55時間ラジオ的な感じか?)、パーソナリティと構成作家という立場の違いはあれミナレよりもさらに新人のマキエも関わることができるぐらいだし、劇中でどれほど「すごい」と言われようが正直ピンとこないんだけど、ミナレに心から「お疲れ様」と言ってバトンを受け取る芽代さんには胸が熱くなったし、小芝ちゃんの頑張りを筆頭にこれは素直にあっぱれと言っていいだろう。

だって「おっぱいポリス」で感動させられるとか意味わかんないじゃんw。
ミナレが名実ともに「パーソナリティ」となった瞬間が「おっぱいポリス」だってのが「このドラマ」なんだな。

そしてやっぱりカップ酒姐さんですよ。芽代まどかに平野綾をキャスティングしたのは大大大正解!だったし、北村一輝の麻藤さんと小市慢太郎の久連木さんと大人チームがとにかく最高に素敵だった。

妖怪シェアハウスという悪しき前例があるので迂闊に続編を期待するのはアレなんですが、小芝ちゃんがいろんな意味でミナレを演じられるうちにシセル光明の件になにがしかの決着がつくSPはやってほしい。