『かしましめし』

「かしましめし」というタイトルと、前田敦子成海璃子と塩野瑛久の三人が出演するという情報から、「THE3名様」のようなシチュエーションコメディで、会話の感じはブラッシュアップライフの仲良し三人組のノリ的な、そんなドラマかなーと思いながら塩野くん目当てで録画予約を入れましたが、ふたを開けたら結構な鬱ドラマであった。

「かしましめし」の「かしまし」は「かしましい」のことでいいと思うんだけど、会話の質が「かしましい」と言うには(その言葉のイメージからすると)重すぎる。
まあその鬱っぽい感じは主に前田さん演じる千春の存在・事情に因るところが大きいので、二人と同居することになり千春の精神面が上向きになっていくに比例してかしましくなっていくのだろうと予想するけど、ていうか塩野くんまたもやゲイ役か。「僕ら竿姉妹やな」には「お、おう・・・(言い方w)」となったわw。

しかしこれ同居しちゃうのかー。普段はそれぞれ生き辛さを感じながらもなんとか日々を生きていて、ときどき三人で集まってワイワイ飲み食いする時間があるから毎日を生きられていて・・・という、初回のこの距離感がいいなと思ってたんで、同居という展開は結構ガッカリだな。

別便で荷物を送ってるってことでもないなら二人とも鞄1つでやって来てたし「一時的な同居」のつもりではあるのでしょうが、三人で一緒にごはんを食べる時間が「生活」に組み込まれてしまうと確実に距離感は変わるだろうし(ドラマの主旨的に「食事」描写だけでそれ以外の家事についてはスルーしそうだけど、千春は今無職だし苦にならないからと食事の用意だけでなく洗濯を除く家事全般やるつもりなんじゃないかと思うし)、繰り返すけどそれはわたしが初回で「いいな」と感じたところから反対に向かうということになろうわけで、とりあえずもうちょい様子見するけどどんなもんかなー。