『息もできない夏』最終話

これまで見続けた視聴者(というかわたし)そっちのけであっという間に四方八方丸く収まった最終回でしたが、まぁこんなもんだろ。ていうかこう収めるしかないよね的な。
人ひとり自殺に追い込みその妻子と疑似家族として歪んだ同居をすることになった“樹山さんが書いた記事の内容”も明かされないままだったし、佳乃と欣也がなぜ絶縁状態だったのかも結局よくわかんなかったし、ていうかあれだけ「逃げてええええええええ!」と絶叫してた人間が「玲のためならもう一度屈辱を受ける道を選ぶ」なんて言ってのけててなぜこの人がこうまで変わったのかわたしにはさっぱり分かんなかったけど、一番理解できないのはどれだけ腕があるのか知らんけど戸籍の問題は本人に罪はないにしてもその後の対応がこれだけ無責任祭りだった人間を社員に採用しちゃう会社って・・・ってことだったんだけどw、でもまーいいや、どーでも(笑)。
だけどRIKIYAさんの酒屋姿がなかったのは納得イカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!。
ボンボンさんの母を訪ねて三千里の終着点がRIKIYAさんのところだと匂わせなかったのは断固納得イカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!。
玲は戸籍とってパスポートとってその赤いコート?ワンピ?キャラに似合わなすぎじゃねえ?あ?自分なりのパリ仕様??(笑)で意気揚々と機上の人となったはいいけどさ、ボンボンさんの生活環境はなんら変わってねーじゃん?。それどころかこれまでは一応住むところと食えるだけの仕事はあったのにそれすらなくなっちゃった(と思われる)わけじゃん?。これからどうやって生きていくつもりなのかと。何度も言うけど玲なんかよりもボンボンさんの方がよっぽど大変な境遇の中生きてるわけでさ、母親が自分のことを宝物のように自慢してたと聞いて「生まれてきたことの価値」を知ることができたってだけじゃあフォローとしては足りねーだろ。つーかその状況ならばなぜ出生届を出してくれなかったの?ってな話じゃん。それでもまぁボンボンさんにとって一つの救いではあるんだろうし、でもそれを得たからと言って玲と違い戸籍を取る道筋が見えないことに変わりはないわけで、だったらこれからどう生きていくかを考えなきゃいけないわけでしょ?。そしたらやっぱそこでRIKIYAさんですよ!。当然連絡先は知ってるはずだから、玲とのメールのやり取りの後ボンボンさんの携帯にメール着信表示→「困ったことがあったら俺を訪ねて来い。待ってるから。 RIKIYA」ってなワンシーンを加えてくれるぐらいしてくれたっていいじゃないのさっ!!。ボンボンさんが携帯持ってないってんなら駅の伝言板でもいいわよっ!!(昭和w)。
樹山さんの同居女はなんだかんだいいつつも署名捺印済みの婚姻届を破くのでもなく「あなたが持ってて」と樹山さんに渡すのでもなく、自分預かりにするという女の強かさ、恐ろしさを感じさせるオチでなかなかよかったです。これって樹山さんは実質“放し飼い”にされてるようなもんだもんねw。


ていうか江口っちゃん・・・・・・・・・・・・老けたよね・・・。それをものすごく実感させられたドラマでした。
あとこの役のために減量したという要潤の役者という職業に対する誠実さを改めて知ることができました。どんな仕事でも全力尽くすキャナメかっこいい。