『深夜食堂3』第二十九話「レバにらとにらレバ」

え・・・ちょっとこれシリーズ通して最悪の出来なんだけど。
めしやでのシーンよりもめしや外でのシーンのほうが長いのはもう今に始まったことじゃないんだけど、今回はいくらなんでも酷すぎ。もうこれ単なる刑事モノのコメディドラマじゃん。へんな演出あったし深夜食堂の雰囲気皆無。
野口の恋愛体質キャラは演じてるのが光石さんであることもあって愚かさと滑稽さと哀愁がギリギリのバランスで同居してるけど、野口と生意気な女刑事のキャラがぶつかり合っててなんかムカムカしたし。
ていうか、眞島さんがゲストだった回もそうだったんだけど、冒頭で深夜0時オープンだっつってんのにめしやに子供連れてくんなよと。それでも眞島さん回は母親も眞島さんも夜中すぎに子供連れ回すことを何とも思わないような人間なんだろうなと、ダメ親とまではいわないけどそういう人間同士お似合いなんじゃないの?ってな感じで流すことができなくもなかったけど、今回は全力でないわ。だって警察の人間だぜ?。女刑事が先輩刑事のために見当違いの気遣い発揮して先輩が恋してる事件関係者の親子と対面の場を作ってやったのはいいとして、新宿の裏通りにある店で深夜0時すぎに待ち合わせってありえねーだろ。二人とも仕事着だったから仕事終わった後だとしても、親子連れ呼び出すならせいぜい9時までだよね。常識的に考えて。どうせめしや外のシーンばっかなんだからもっと早い時間に他の店で対面して、婚約者に挨拶されて失恋した野口を慰めるべく何軒か呑み屋はしごして、そんで最後にめしやに来ましたってんでいいだろうが。むしろそうすべきじゃない?。こういうとこ一つとっても今期は雑だと思う。前回はよかったから演出の違い(好み)があるにしても。あとわざわざ別役にしてまでオダギリさんいらないわ。