『どうする家康』第5回「瀬名奪還作戦」

配役的に『本命』の松山ケンイチ本多正信山田孝之服部半蔵がセットで登場し、いきなりガッツリ「中心」で動いたからか、今回体感時間めちゃめちゃ短かったわ。
服部党の「招集」、これはとてもいいトンデモw。

ここまで4話が放送されたけど、松平家臣団が名前と顔で区別こそつくものの人となりはまだ理解できてると言えない人物も少なくないなか、たった1話の登場回で誰よりもキャラ立ちしてしまう本多正信に(お金ばらまきながら取り付く島がなかった半蔵の懐に文字通りスッと手を入れその気にさせる一連の流れが「コント」でなく「芝居」であったことに、ちょっと頭殴られた感じになったわ。役者でこうまで違うのかと)、銭さえもらえればなんでもやる「忍び」を軽蔑し自分は「武士」だと頑なに言い張るなかで、その軽蔑する忍びに頭首として逃げてくれと、そして残された家族に銭をたくさんやってくれと、さすれば子や孫が「服部党」として馳せ参じるからと言われて「銭次第でなんでもやる」ことの意味を理解し、服部党は「まだおります」と静かに強く言う半蔵と、この流れは見応えあったし(もう既に「服部党の再興」を願わずにはいられない!)、このいきなり「失敗」から始まった松平から忌み嫌われつまはじきにされてる二人が松平のなかでどう立ち回っていくのかが見たいってか伊賀越えへの期待値爆上がりなんですけど!!。

って、瀬名奪還話まだ引っ張んのかい!(真矢みき巴の頭お花畑っぷりには見てるこちらも白目りましたわ・・・お前のせいで服部党の主力全滅やねんでってな・・・。カーチャンがペラってたとわかった瞬間の瀬名さんすっごい顔してて気の毒だけど笑ってしまった)。
2話も使うほどの話かな?と思うところがなくはないけど、でもまあ繰り返すけど正信と半蔵を絡めての人質交換の前フリとしては面白かったです。