『ブラッシュアップライフ』第3話

え?アリクイとサバならアリクイのほうがよくないか?。
アリクイは哺乳類だけどサバ魚類だぜ?よりどちらが人間に近いかっつったらアリクイだと思うんだけど?。
ってのはまあ見解の相違だとしても、33年かけて2周目の人生やり直して徳を積んだつもりなのにアリクイがサバになるだけだったら、どれほどの徳を積んだら人間に生まれ変われるのさと思うじゃん?。
だから「徳の積み方」が間違ってるって話なんじゃないんだろうか。

ていうか祖父が飲んでる薬の処方に間違いがあったからそれを指摘したことが「最大の徳」とか言ってたけど、(異なる病院でそれぞれ処方されてるから飲み合わせが悪いと気づかれないまま薬を飲み続け体調が悪化して死にましたって、なんでそんな恐ろしい描写をサラッと入れてくるの!?ってこともだけど)やっぱり他人の生死をコントロールしちゃう(できちゃう)のって恐ろしいとしか思えないのだが、やり直しの人生でも33歳で死ぬと決まってるわけではなく気を付けていれば全然長生きできる(かもしれない)なんて話にタイムパラドックスという概念などないんだろうな。そこはもう考えないようにするのが正解だろう。

それはさておき今回は黒木華ちゃんの玲奈ちゃんが最高すぎたw。夏帆による「玲奈ちゃん役」からのガチギレまじまじ最高だったわw。

ただこの面白さって別に2周目の人生とは関係あるものじゃないんだよね。父親と先生の不倫を阻止したことで玲奈ちゃんとの関係が今も続いてるから「玲奈ちゃんの彼氏が既婚者であることを教えてあげる」ことができたわけで(心の声で「不倫が付きまとう人生」的なことを言ってたけど、これ父親が父親なら娘も娘じゃないけど不倫しがちな人間っているよねという皮肉な描写でもあるのだろうか)、そういう意味では2周目だからこその出来事ではあるんだけど、1周目の同僚たちと店で一緒になったら恋バナしてて、そこに自分が加わってた1周目では同僚の悪口や愚痴ばかり言ってたのにとショックを受けるとか、そういう描写はすごくイイだけに人間に生まれ変わるために徳を積むという主軸がどうにもこうにもしっくりこないのはどうしたものかと。

てかそれで言うと1周目ではロクでもない男だった元カレが自分と出会わなかった2周目では実業家として雑誌に載ってたっての、主人公やその周辺の人間に(徳を積むために主人公が積極的に「変えた」んじゃなければ)さしたる変化がないっぽいのに対して元カレはいくらなんでも変わりすぎだと思うのよね。
となると元カレも人生2周目以上なのではないか?。