『PICU 小児集中治療室』第10話

ちょっと!?なんつーときに活動しちゃってんのよ!?地震空気読みなさいよおおおおおおおおおお!!

母親と圭吾くんのことで心が折れてしまった武四郎を立ち直らせるのは(母親亡き今)圭吾くんであってほしいと思ってたんで、山田先生の胸で泣けたことで8割回復してたにせよ会いにきてほしいという圭吾くんのメッセージが武四郎をPICUに復帰させるキッカケとなったことは良かったし、その手紙を渡すべく悠太が武四郎を直接「今行かないと一生後悔する」と迎えにいったのも悠太の一件のアンサー展開として嬉しかったんだけど、ここで地震とか萎えるわ・・・。

植野先生がPICUを去ると決心してるわけで、そこで大規模災害が発生してPICUをアタマとして北海道中の小児科医がひとつになって連携協力し治療にあたるなかで渡辺先生と和解して(そもそも渡辺先生が植野先生に敵意めいたものを抱いてる理由ってなんなんだ?圭吾くん対策会議の場で「それとこれとは別」と言ってたけど「それ」について説明ってありましたっけ?今回植野先生が「最初から協力を依頼すればよかった」と言ってたように単に気持ちの問題ってだけなのか?)、災害救命がひと段落したらスタッフに辞めることを伝えますという植野先生に「なにを言ってるんです?ご自分でPICUを作ったくせに投げ出すんですか?」とかなんとか渡辺先生のデレがさく裂するのはいいんだけど(そうなると決めつけてる)、そこに圭吾くんのことを絡めなくていいでしょうよ。
なんでこんなに頑張ってる圭吾くんを更に追い込む必要があるんだって。このまま無事手術が成功しちゃったんでは盛り上がりに欠けるとでも?。
最後の最後で「天災」という要素を入れてきたことが「丘珠(北海道)にドクタージェットを常駐」させる必要性を証明することになり、ひいては植野先生の残留に繋がるならば(そうに決まってるけど!)受け入れるけど、もう一度言うけど圭吾くんの闘病記において「手術中に巨大地震が発生」などというなんじゃそりゃ要素はいらんねんて!。

あとしこちゃん先生が暫く函館に滞在し、圭吾くんの容体もなんとか会話ができて食事も経口摂取できるぐらい持ち直したならば、優里ちゃんに「あの時はショックであんなことを言ってしまってごめんなさい」としこちゃん先生に謝らせてあげてほしかった。圭吾くんを丘珠に運ぶ前に見送りに来た優里ちゃんに「今度こそ助けるから」と言うしこちゃん先生を見せてほしかった。そうでないと前回の優里ちゃんがマジで「武四郎を追い詰める材料」で終わってしまうじゃん。

ドクタージェットと植野先生問題とは別に、このタイミングで天災という要素を入れてきた理由は、あの血に染まった長靴にあるのだろうか。
圭吾くんに心臓移植することになるのかと思った寺嶋まほろさんは元気にPICUを卒業してったけど、長靴の持ち主の子が脳死状態となり圭吾くんに移植という流れになるのかな。
まほろさんが脳死で移植となると一緒に遊んでた友達のメンタルが大変なことになっちゃうけど、理由が天災であれば(遊んでる最中の事故という理由と比べれば)気持ち的には仕方ないなとなるもんな。

圭吾くんと優里ちゃんについては冷静に見ていられないわ。圭吾くんが助かってくれないとわたしのメンタルが死ぬ。


退職届を置いてPICUから姿を消した武四郎・・・という前回からどうなってしまうのかと思ってたけど、山田先生とのやりとりとか、遠慮なく高めのネタをバクバク食う植野先生を見るしこちゃん先生とか、パンツ姿で河本に急かされ「パンツですー!」な武四郎とか(今回このシーンが一番好きw)、桃子に胸倉掴まれ「このばかちんがー!」と怒鳴られる武四郎とか、むしろ笑えるシーンの方が多くて驚きつつもホッとした。
そのぶん最終回は大変なことになりそうだけど、このスタッフならしっかり着地してくれるに違いない。