『君の花になる』第9話

うん・・・まあな・・・アイドルなんて長く続けられる仕事じゃないし(人気という意味でもメンタルという意味でも、あとまあ容姿という面でも続けられるのはほんの一握りでしょ)、新たな道が見えて新たな夢ができたというならそちらを選ぶのが「人生」だし、それはもともと「グループのためにと思って」始めた勉強であり努力であるというならアイドルとして頑張った時間のまごうことなき成果なんだから胸を張ってその道を歩いていくといいさとは思うんだけどさ、ファンとしてはふくざつよね・・・。セブンイレブンのクリスマスCMを見るたび心臓が凍るもの・・・。

でもさ、映像制作の道に進みたいとか海外アーティストのツアーにダンサーとして参加したいとかMBA取りたいとか覆面作曲家やってたけど表にでたくなってきたとか、それを「8LOOMのため」を理由に我慢したり諦めたり先送りにしたりするのが「イヤだ」ってのはわかるんだけどさ、あれだけ言われたってのに女を追いかけて飛び出してったオメーが言うなって話。オメーが8LOOMと両天秤にしてるのは女だろうがってな話よな。
トリニティ曰く弾にとって「音楽は命」らしいけど、外部の作曲家に頼むってことになったのは弾が曲を作れないからじゃん。別に今後一切弾の曲を歌わないってことになってるわけじゃないでしょ。そんでなぜ弾が曲を作れないのかといえばそれはあす花のことがあるから、あす花がいなくなってしまったからだというならば、随分と軽い命ですねとしか思えんわ。とんだ恋愛脳じゃねーか。

で、挙句「解散」って正気かよ!?。
メンバー間ではその関係を認めてたとしても、弾が恋愛スキャンダルを起こしたのは「事実」で、その謝罪会見をしようと言われて「何も悪いことはしてない」と謝罪を拒否して謹慎を言い渡され、その間6人で何度も頭を下げて信頼を取り戻すべく頑張って、ようやくスキャンダル前の水準まで諸々が回復し、大きな会場でのライブが控えていてチケットの売れ行きも好調という状況下で、念押しするけど恋愛スキャンダルやらかしてメンバーや事務所に迷惑をかけファンを傷つけた弾に対して「8LOOMはずっと一緒」「俺達には弾と弾の歌が必要」「帰る場所があるから頑張れるんだ」「挑戦できるのは8LOOMがあるから」「みんな8LOOMより大事なものなんてないんだよ」と言ってくれてるのに、『当の本人』が「8LOOMがみんなを縛るものになってほしくない」とのたまった挙句に『解散』を口にするとか言葉選ばずに言うけどこの脚本狂ってない?。
冒頭でそれぞれの人生なんだから行きたい道を行けばいいさとは書いたけど、『ファン』のことまったく考えてねーのな、お前(あえて弾個人を特定して言う)。
女を諦められないってんなら自分だけやめて女に支えてもらって曲作って生きてきゃいいだろ。お前の「イヤだ」をメンバーに押し付けんなっての。
ドラマと連動して8LOOMを実際にアイドルグループとして活動させるという戦略は視聴率には結びつかなかったものの活動としては成功したみたいだけど、現実での活動を終了させるために「解散」という終わりは決まっているのだとしても、最悪のルートを辿ってんじゃねーか。
ここまできたらもういっそ解散ライブを終えた足であす花のところにダッシュで向かった弾があす花を抱きしめて終わるという、アイドルを題材にしたドラマとして最悪オブ最悪のエンディングにしちゃえばいいよ。

って、なぜわたしはこんなにプンスカしてんだろうな・・・。