『六本木クラス』最終話

わたし自身は土下座は無価値もしくは無料な人間なので、土下座に拘る展開、世界観にはなんら面白味を見出せませんが、香川照之の土下座芸もこれで見納めかと思うと劇中で「今のあなたの土下座に価値などない」と言われてしまって土下座させてもらえなかった、という皮肉な展開だったことも含めて多少は見応えがあったかな。

あとは葵にボカスカぶん殴られそのたびに倒れる龍河さんにボコってもボコっても倒れない新に「お前ゾンビかよ・・・」とドン引く龍河さんに一発ノックアウトされる龍河さんにヘタレと言われる龍河さんと、龍河さん目当てとしてはまあ満足です。この時間のテレ朝ならばこれぐらいが限界だろうし。

新への恨みはあるにせよ、龍河の根幹は「父さんに認めてもらいたい」ことだったわけで、おそらくあのあと長屋茂は亡くなっただろうからこの先の龍河はムショのなかでなにを思って生きていくのだろうかと思うと可哀想だと思えてしまうのだけれど(わたしはそれを龍河が受けるべき「報い」だとは思えないのよね・・・)、まあ斬鬼さんも一緒だろうからちょっとは安心w。


最後に父ちゃんと酒の話をするのは新の復讐が「終わった」ことを描くために絶対に必要なシーンだとは思うんだけど、でもこの親父前回息子を道連れにしようとしたんだよなと思うとなんとも・・・(笑)。

あと亮太と斬鬼さんがやりあってるところ(斬鬼さんが「おまえはこっちの世界のほうが向いてる」的なことを亮太に言ってたけどわたしもそう思うw。亮太が言うように「居酒屋の店員」ならともかく「日本一の居酒屋チェーンの本部長」という役職はさすがに荷が重すぎるだろうとw)に警察が到着したと思ったら緒方直人が現れて、警官たちを“率いてる”ようにしか見えなかったんで警察に復帰したんだなと思ったのに(あちらの国ではそういうことも可能なのかと)事後譚パートでは相変わらず農業やってて、亮太が「遅いっすよー」とか言ってたから亮太が緒方直人に連絡し、緒方直人が警察に連絡して駆けつけたってな経緯だったんだろうけど、緒方直人が農業やってるのって稲森いずみが飛ばされた筑波界隈なんだよね?筑波から青梅まで駆け付けたってこと?そりゃ「遅いっすよ」って言われるわな(笑)。