『プリズム』第8話

こんなに理路整然としてはいなくとも現実ならばこれぐらいの修羅場はわりとあるんじゃないかと思うけど、そういう意味ではこれほどリアルな「修羅場」をドラマで見るのは珍しいかもしれないなと、というかこれをほぼほぼワンカメの長回しって、撮る勇気と演じる実力がないとできないよなーなどと思いつつ、「自分のこと」で現恋人と元恋人が言い合いをしてるというのにボケーーーーっと突っ立ってる陸に笑ったわ。どうしようもねーなこの男。
と思ったら

陸「皐月も悠さんも俺の気持ちわかんないでしょ!」
皐月&悠さん「「わかんねーよ!!!」」

ってクッソ笑ったしw。
いやほんと、なんでコイツらこんな男のことでぐちゃぐちゃになってんだ?って、傍からみるとそうとしか思えないんだけど、でもこんな陸だから悠さんは惹かれてしまうのだろう。皐月は知らん。

わたしここまで皐月という女のことをどちらかといえば嫌いだったんだけど、修羅場のブチ切れもよかったけど「なんであんなカッコつけちゃったんだよおおおおおお!」って泣くところで好感度めちゃめちゃ上がった。ていうかわかる!!!!!!!!!!!!!って感情ド移入してしまった。あそこはカッコつけたいよな、女としてさ。

陸と別れたことを母親にどう話したのかどこまで話したのか、そこを描かなかったことは残念だけど(娘が自分と同じ経験をすることになってしまった母親を若村麻由美がどう演じるのか、陸と悠さんの関係が明らかになった瞬間からそれを楽しみに見続けてきたので)、陸と出会ったことで皐月はやりたい仕事を見つけることができたし、そのために逆圧迫面接(笑)をするほど強くなれたし(まあもともと皐月には“こういうところ”があるように思うけどね)、皐月の物語としてはここで終わりでいいのではないかと思うけど、まだ続くんだよなー。陸はともかく皐月をここまで傷つけても陸と共にいることを選ぶ勇気が悠さんにあるかな・・・。