『ユニコーンに乗って』第9話

ラス前回なのに感想として書けるものがみつからない。
強いていえば買収されることになったため担当ではなくなる(融資関係は解消される)というのにいろいろと骨を折ってくれたとか倫太郎、いや最後ぐらいちゃんと役名で書こう、白金さんがいい人でした、というぐらいか。

M&Aなんて元銀行員、それも支店長を務めていた小鳥さんの能力を発揮できる絶好の機会だろうに、小鳥さんがやったことといえば次郎とケンカしてしまった佐奈と功の話を聞いてやっただけでしたからね。

貧乏で学業がままならない佐奈の「誰でも気軽に勉強ができる場所・環境を作りたい」という夢を実現すべく立ち上げたドリームポニーというスタートアップ企業がユニコーン企業にまで成長するドラマのつもりでみてたのに、最終回を前にしてM&Aで世界進出しますなんて言われても、小鳥さんの手を借りずにM&Aを成功させ羽田社長と共に発表会見の舞台に堂々と立ったこと、それが佐奈の成長ですと言われてもその過程を一切描かず結果だけ見せられたって「ああそうですか」以外に言えることなどないだろう。

M&Aの話も須崎不動産の情報流出問題も「自分の夢を見つけたから」という理由で功がドリームポニーを辞めるために用意されたものでしかないし、ラス前で功を辞めさせるのはビジネスパートナーでなくなり「社内恋愛禁止」ルールにも引っかからないとするための展開でしょうから、最終回がどんな話になるのかは推して知るべしですよね。
つまり結局はそういうドラマだった、ということになるのだろう。そもそもそういう枠だしな。

・・・なんでわたしここまで見続けちゃったんだろうな・・・・・・。