『マイファミリー』

ゲーム業界で持てはやされてるクリエイター(CEO)だけど、実際には会社は火の車で家庭は放置という男の娘が誘拐されたことで男の考え方とか、男が変わることにより家庭も会社も変わっていくってなドラマっぽいけど、誘拐事件(誘拐されている状況)を引っ張り続けるのは厳しいだろと思ったら、「警察を外せ。それを証明しろ」という犯人の指示に対し主人公夫婦が誘拐の事実を公表し「警察に捜査から外れてくれるよう世論という圧力をかけてくれ。でもマスコミは家に近寄らないでくださいね」とネットで訴えるという手段に出たのには笑ってしまった。随分と都合のいい言い分だなオイw。
足りない3億を用意できちゃうのとかあまりにも雑すぎでしょ。取引相手に告知した時間まであと30分とかそこいらになっても入金が行われず、もうダメだ(タイムリミットです)となった瞬間主人公が3億が詰まったトランク抱えてきましたって、30分弱で3億の現ナマを引き出すことを許す銀行がどこにあるってのよ。

さてはこのドラマ、シリアスの皮を被ったネタドラマだな?そこはかとなくテセウスと同じニオイがするぜ。

まあ今のところ面白いか面白くないかと言えばそんなに面白くはないと言うか、それこそテセウスのしんさんと比べてこの主人公は愛せそうな要素が今のところは皆無だし、テーマとなるであろう家族の再生も夫に対する妻、父に対する娘の言動が辛辣ってかギスりすぎだしってんで見守りたいと思える感じじゃないんだよね。
そこでなんだっけ?LINEのグループ名忘れたけど多部ちゃんに呼ばれて濱田岳賀来賢人が家を訪ねてきたところは「お?この妻、夫に秘密の人脈があるんか?」とやや興味がわき、2人と会ってるところに夫が帰ってきたのですわ修羅場か!?と前のめりそうになった瞬間「夫とも知り合いです」ってんでズコー。

今のところ、誰かの協力のもと娘の狂言誘拐のセンかなと思うんだけど(父親が初めての遠足の行き先を“知らない”ということそれ自体ではなくそのことを“娘から聞いていない”という事実のほうが重要というか、そこに拘るあたりは娘本人の意志が介入してるだろうと)(さらに言うと娘が誘拐された当日に娘の校外学習?用のワンピースにアイロンかけてることから母親も共犯かもしれん。離婚したとしても自分のことしか考えていないという夫が養育費はともかく財産分与に応じるとは思えないから5億せしめて娘と二人で新しい生活を始めたいと思ってるとかで)、狂言誘拐のはずが本当の誘拐に発展するか、誘拐事件は早々に片付いて第二章・最終章とこれなんのドラマだっけ?ってな展開を見せるか、なんにせよテセウスとまでは言わないけど毎回マジかよwwwと笑わせてほしい。ここ2作続けてクッソつまんない(はっきり言っちゃった!)シリアスものが続いてるからさ。